宝石博物館に一緒に行った友人は、
普段からとても素敵に
アクセサリーを身につけている女性。
宝石博物館でも
買ったことがあるというので、
彼女がどう宝石を選ぶのかにも
興味がありました。
アクセサリーはつけないほう。
唯一ネックレスは好きで、
小さい石のついたタイプのものを
いくつか持っています。
半年前には、
ミャンマーひすいのネックレスを
別の場所で買いました。
[ヤンゴン百景20]ミャンマー産ひすいを買う。
つけてみると結構目立って、
よいアクセントになるんです。
なので、同じく小粒で色の濃い
ミャンマールビーを買うのが、
今回の目的。
埋もれた状態の、ルビー結晶原石。こーいうのも売ってます |
ミャンマー産のルビー。
ミャンマーのなかでも、
モゴックという場所で穫れるルビーが、
質のよさで有名。
宝石博物館で商品のルビーを眺めていると
必ずといってよいほど店員さんが
「This is Mogok Ruby.」
と説明してきます。
もちろん、モゴック産にも
ピンキリあるのでしょうが。
色も、淡いピンク〜深い赤とあり
透明度もそれぞれ。
ルビーとよく似た石に「スピネル」
という宝石があり、同様に高価。
素人ではまず判別不可能!
なかにはルビー以上に美しく
高額なものもあるようです。
ルビーの指輪。ではなく、大きな裸石は、こうやって型にはめて見せてくれました |
宝石、どう選ぶ?
わたしの好みは、小さくて色の濃い石。
カジュアルな服装が多いので、
普段の服にもあわせやすそうな
シンプルなデザインを探していました。
ヤンゴンの宝石店で売っているジュエリーは
ゴールドとダイヤモンドを大胆にあしらった、
ゴージャスな輝きを放つタイプが多い。
見ただけで「これは無理だなあ…」
と尻込みしているわたしに
「実際につけてみると、
意外としっくりくるものも多いのよ」
と友人。
その日彼女が身につけていた
サファイアのネックレスは、
サファイアの周りにびっしりダイヤがついた
とても華やかなものでした。
はずして見せてもらうと、
派手なデザイン!と思うのですが、
首もとにつけると、
普段着の彼女の装いにもよく馴染み、
むしろダイヤの輝きがあるおかげで
より顔周りがパッと明るくなるような。
「石単体よりも、
粒ダイヤが入っていた方が映える」
という彼女のアドバイスのもと、
私も結局、ダイヤ入りを選びました。
(いろいろ試してみて、
確かにそのとおりだと納得!)
私が購入したのも、こういう感じのデザインです。 |
米粒ほどの大きさで、色は深めの赤。
同じ大きさのピンクのものより、
2倍以上の値段でした。
より輝きが強く、カットが美しい
等も選んだポイント。
私の人生でいちばん高額な
アクセサリーとなったものの、
「ルビーを買うぞ!」と
用意していた予算よりはだいぶ安かった。
ちなみに私はその日、
購入した店のいちばん客だったので、
お店の人も頑張ってくれた(?)様子。
ミャンマーでは、朝一番の客が購入してくれると
その日は縁起がいい、というジンクスがあります。
オーナーさんは、私が支払ったお札を両手に持ち、
ペシッペシッと
店のカウンター数カ所を叩いていました。
(商売繁盛のおまじないかな?)
朝一番の客になる、
おすすめです。