2016年1月28日木曜日

[ヤンゴン百景22]ミャンマー産ひすいを買う。



ミャンマーは宝石がたくさん採れます。

特に有名なのは、モゴック産のルビー。
他にもサファイア、アクアマリン、
アメジスト、アレキサンドライト等々…

私が買ったひすい(翡翠、ジェイド)
もその一つ。

オーダーメイドでネックレスにしました。
小さい翡翠ですが、
深い緑なのでとっても存在感があり
それくらいの方が私は使いやすいです。

(ピアスとして加工されていた小粒を、
ネックレスに付け替えてもらいました)


ミャンマーでお金を持っている人たちは
男女問わず宝石を身に着けます。
それも、かなりボリュームのある
ゴージャスな宝石で、
いつも目が釘付けになります。

私が作ったようなネックレスは、
ミャンマーの人は買わないでしょう。

翡翠にしても、指輪やネックレス、
売ってる大きさがケタ違い。



日本であまり翡翠は見かけませんが、
中国ではとっても人気があり、
ヤンゴンの翡翠店にいるお客さんは
大抵中国人か華僑のミャンマー人です。

中国国内で流通している翡翠も
その大半がミャンマー産らしい。

中国人の友人曰く、
在緬中国人の集まりでビンゴ大会した時も
1等の景品が翡翠のブレスレットだった
そうです。


どうしてそれほど好きなのか。

以前から不思議だったので、
自分が買ったこの機会に
中国人に聞いてみました。

教えてもらった中で
いちばんなるほどと思ったのは、

翡翠は、物質の中でもっとも
“気”に満ちているから

という回答。

中国では、
環境や人体などすべてに“気”が存在し、
天然の良質な翡翠を身につけることで、
災いや病気などの悪い“気”を払うと
信じられているんだそうです。

もちろんその見た目の美しさや、
古代から珍重されてきた歴史的背景、
吉祥物への加工のしやすさ等
人気の理由はいろいろありますが、
中国人が翡翠に“気”を感じていたことに
私はとても合点がいったのでした。


ちなみにその友達。
翡翠には興味がないものの、
“気”の存在は信じています。

今日、
待ち合わせ場所に現れた私をみるなり
「なんだか疲れてるんじゃない?」
と体調を心配してくれました。

体調は崩していないものの、
確かに身体が冷え、疲れ気味だった私。

それを伝えると、
「“気”が陰に傾きすぎてるみたい。
食べ物にも“気”があって、
砂糖とか陰性の物ばかり食べると
身体が冷えるんだよ。
生姜たっぷり食べて。
サトウキビの紅糖(黒砂糖?)を
一緒に煮て飲むといいよ」

等と細かいアドバイスをくれました。


ちなみに私は今日も
翡翠のネックレスをしていました。

サイズが問題なのか、
そっちからの“気”はもらえてないみたい。


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