トンテーの通りのあちこちに、大物の陶器が並ぶ |
ブログ記事「【ミャンマー】ヤンゴンで、陶磁のうつわを求めて。」
では、ミャンマーはヤンゴンの南西にある、
トンテーという焼きものの町を紹介しました。
きっと、ミャンマー旅行でヤンゴン郊外の旅
を考えていらっしゃる方もいると思うので、
もう少し詳しく書くことにします。
ただ、上のブログ記事でも書きましたが、
食器や陶磁器に興味のある方が行っても、
期待できるようなお買い物はできないでしょう。
ベトナムで「焼きものの町」と言われる
バッチャン村とはまったく異なり、
観光客は楽しめるような買い物スポットはなく、
窯の様子も、非常に原始的です。
ここは、本当に素朴なミャンマーの田舎風景が見られる町であり
そんな風景が見たい、もしくは
今のミャンマー陶器がどういうものなのか、
知るために行くのであれば、おすすめです。
トンテーまでは公共バスも出ていますが、
よほど旅慣れていないと、難しそう。
車をチャーターして行く人が多いです。
工房の周辺。 |
素焼きの工房 |
窯。マンゴーの木や竹を燃やす。 |
窯の見学をする
トンテーを訪れる観光客は時々いるようですが、
観光客のための案内などは皆無です。
町に入っても、
どこに窯があるとかいう情報はありません。
現地の方で英語の通じる方はまれなので、
知り合いのミャンマー人に同行してもらうか、
旅行会社に案内を頼むしかないでしょう。
わたしは日本語のできるミャンマーの子と
一緒に行きましたが、
現地の人に何度か道を聞いてもらいながら、
窯に辿り着くことができました。
着いたのは、窯と作陶する工房が一体化した場所。
店の主が、すぐに中を案内してくれます。
ひとつの簡素な小屋のなかで、
粘土をつくり、かたちにし、窯に入れ、
乾燥させていました。
ここでは水かめと、ご飯を炊く為のうつわ
を作っていて、どれも素焼きで、
そのまま出荷するようです。
小屋の中をぐるっとしたあと、
主に「案内料」が必要だと言われました。
仕事を中断して案内してもらったので、
支払いました。
でも、最初に料金のことを聞いておくべきだったと、反省。
トンテーの大(?)通り |
やっぱり素焼きが主流みたい |
縄文土器みたい。 ヤンゴンでは公共の水飲み場に置かれ、 カメには水が入れられてます。 |
絵付けされたカメもあった! 絵をいれるのは、ほんの一部みたい |
素焼き以外の陶器を発見
通りには、こういった素焼き以外にも、
釉薬のかかった陶器がおかれていました。
通訳してもらうと、
これらの陶器はトンテーで作られているのではなく、
カイン州のムドンという町からやってきたんだそう。
ここを経由してさらに、パテインやヤンゴン等の街に
運ばれていくらしい。
(でもカイン州からわざわざトンテーに?という疑問は残る)
どれも素朴だ。
これを小さくした食器があれば、
素敵に使えそうなんだけどなあ…
ざんねん。
0 件のコメント:
コメントを投稿