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2019年3月22日金曜日

【ショップ】KEIN NA YI(ケインナリー):ヤンゴン屈指のロンジー専門店。

一見はいりづらいですが、店内には可愛くてお手頃価格のロンジーがいっぱい!


ケインナリーは、男性用ロンジー(パソー)のブランドのひとつ。この直営店が、レーダンエリアにあります。自社パソーだけでなく、それはそれはたくさんの、女性用ロンジー(タメイン)をも取り扱うロンジー専門店です。

大通り(レーダンラン)から小道に入ったところにあるため、誰かに教えてもらわない限り、この店に出会うのは難しいでしょう。私の場合も、いつも素敵なロンジーを着ているミャンマー女子に行きつけのロンジー店を尋ねたところ、教えてもらったのがきっかけでした。

これは特別な日に着るロンジーの陳列(男性用)

私がこのお店をおすすめしたい理由は、以下の3つ。

・お客さんは多くなく、静かにじっくり選べる(でも国籍問わず顧客は多そう)

・商品が選びやすい

・とにかく、あらゆるロンジーが豊富に揃う

・ほとんどの物に価格がついているため、値段交渉しなくていい

・日本語が堪能で、ロンジーにとても詳しい店主がいる


ロンジーだけで言えば、ダウンタウンエリアのおすすめ店「ミャンハウス」よりずっと品数豊富です。ボージョー市場のように、一軒一軒店を回る必要もないし。
また、何と言っても日本語のできる店主さんの存在が大きい!お忙しい方なので滅多に遭遇できませんが…会えたらいろいろ聞けるのでラッキー。

2階の棚は、こんな感じでぎっしり。写真はカチン族のロンジーコーナー


ただここは、

・店員さんがずっとついてくる

タイプの店。ここさえ気にならないならば最高です。


1階にある女性用ロンジーは、1点1点ハンガーにかけられて、とにかく選びやすい。柄の種類ごとにずらりと並べられているのもうれしいです。

2階には、折りたたまれたロンジーが、壁一面の棚にぎっしりと詰め込まれており、じっくりすべてをチェックしようとおもったら、軽く1時間はかかるかも。でもこの作業が、すごく楽しいんですよね。

ロンジー大好きな方、ぜひぜひ行ってみてください。


KEIN NA YI
No.207, Mahabawga 2nd Street, Hledan, Kamayut, Yangon
(Linyaungchi Rdと書かれている場合もあるけれど、同じ道です)
Phone: 01-526228

▼ヤンゴン暮らしおすすめマップ

2016年9月4日日曜日

[ショップ]Sunflower Textile & Organic Dye:天然草木染め生地と雑貨


建物2階に入口があるので、最初は分かりづらいかも。

ヤンゴンには、
日本語の堪能なミャンマー人店主の店が
けっこうあります。

そのひとつがこちら。
オーガニックの植物で染めた布と
ミャンマー産の手作り雑貨を扱う
「サンフラワーテキスタイル」。

外国人はあまり使わない通りなので
偶然みつけて入ることは
なさそうです。

(と思っていたら、
同じ通りに「Yangoods」の
路面店がオープンしていた!)

いろんなイベントや展示会に
出店されているので、
在住日本人の間では
けっこう知られる存在。
(事実、お客さんの半分は日本の方とか)


ショップ兼作業場。ミャンマー人のお宅にお邪魔してるような気分に。

店主はキュレーターで、
テキスタイル・アーティストの
ピューエーテインさん(女性)。

私は最初、Facebookページで
この店のことを知ったのですが、
店を初めて訪れた時
ピューさんに日本語で声をかけられ、
びっくりしました。

でもそのおかげで、
いろいろ話を聞く事ができました。

日本に留学経験のある彼女。
金沢で藍染めを学んだ経験も持ち、
帰国後は、ミャンマーの
天然の草木染め文化を
復活させるべく活動しています。

店内には、
草木染めの生地がたくさん!
綿の色そのままの生地、
そして
華やかな化学薬品染めの生地
(マンダレー産シルクなど)
も一部あり。

どの生地も
1カイツ(約90センチ)から
購入できます。

草木染めならではの優しい色合い。右手のケースには、ハスの繊維で織ったショールが。

草木染めは、シャン州インレー湖そば
ニャウンシュエの工房で行い、
織りはシャン州で行っているそう。

でもそこだけでは生産が賄えないので、
マンダレーのアマラプラにも、
デザインや素材をオーダーメイドで
作ってもらっているとのこと。

ミャンマーには地域ごとに
伝統的な柄の織り物がありますが、
すでに現地での織り手が
途絶えてしまったところも。
アマラプラの工房では、
そういう地域から依頼を受け、
織っている場合もあるようです。

原料の綿は、ミャンマー中部が主な産地。
パコックやマグエなど。



私が買った薄めの布。左が草木染めで、右が自然のままの色。

これで羽織もの、作れたらいいなあ。

ミャンマーっぽい柄が織り込まれている(さらにこの柄、タイでもよく見かけます)



ほかにも、
お土産にしたいものがいろいろ。

シルクを使ったポケットティッシュカバー(1,500チャット)
じゃーん
ミャンマーのシルクを、
気軽に楽しんでもらえそうです。



ミャンマー布の長財布 16,000チャット
今使っている財布がダメになったら
次はこれ買いたいな。
とても丁寧に作られてました。


==============
Sunflower Textile & Organic Dye

tel: 094-5001-1956
No.54, 1st Floor, Shangone St, Myaeniegone, Sanchaung Township, Yangon

お店のある通りはこんな感じ。

2016年6月10日金曜日

[ショップ]Forever:ナチュラルテイストが得意な布屋さん


ヤンゴンで「好きな布屋さん」
ベスト3に入る店。

シュエダゴンパゴダの向かい、
「カルチャーバレー」の地下にあります。
以前紹介したエステサロン「INDIBA」や
日本人美容師さん経営の「miu」が
ある並び

この店には、
ロンジー用の派手めなものはなく、
シンプルだけど色が綺麗な
麻や綿の布が多いです。

シャン州のざっくりとした
素朴な綿。
そして、色展開が豊富な
インド産のリネン。
ナチュラルな雰囲気の生地は、
日本人好みのテイストかも。


ミャンハウス」同様、
明るい店内にきっちり美しく積まれ、
どんな布がどこにあるか一目瞭然です。
これはヤンゴンで通いたくなる店に
共通することだと思います。


店内はこんなかんじ。
チェック柄や刺繍入りもいろいろ。

布だけでなく、
実際に店の布で作られた布製品も
たくさん売っています。

ミャンマー服や洋服はもちろん
ベッドやクッションのカバー等、
日常で欲しいアイテムがいろいろ。

それが、またなかなかに素敵です。

クッション各種。クジャクの刺繍入りクッションが可愛い。

洋服は1点1点デザインが異なり、
ちょっとした刺繍やアップリケ等、
作り手さんの自由な発想で
付けられてるみたい。
まるでお母さんの手作り服のような
温かみを感じます。

 赤ちゃんや子ども用、
男性サイズのズボンや寝間着もあり。

シャツやカットソー、スカートからロングパンツまで揃う。
私も小さいとき、こんな感じのを作ってもらったなあ〜


そしてそして、ここでは
洋服オーダーメイドもできます。

私もこれまでワンピースと

[オーダーメイド]完成!生地屋さんでワンピース


インドリネンの赤。


割烹着を注文してみました。

シャン州のコットン、ベージュ。

どちらの生地も、
「Forever」店内で購入したもの。
割烹着はかなりのできばえ!

ここの店主さんは英語がお上手なので
自分の要望が伝えやすいのも
ありがたいです。


先月、この割烹着の完成品を
受け取りに店に行ったら、
布の品揃えがちょっとだけ
パワーアップしてました。

これまでには置いてなかった、
賑やかな柄プリントも。

店主さん曰く、
「イングランド・スパン」
という布で、最近仕入れたばかりとか。

一番上に置かれている布に注目。
なんと、ムーミン柄!

か、可愛い。


ムーミン柄、他にも3種類くらいありました。

「これで部屋着用の
ワンピースを作ってみたい…」

生地を眺めていたら、
そんな欲望がわいたのですが、
年齢的に厳しいでしょ?…
と自問。





せっかく可愛いのに
部屋着目的で作るのも
なんだかもったいないし。


(とか言いながら、
 次行ってまだ残ってたら
 買っちゃったりして
 甥っ子姪っ子の服にどうかしら



カルチャーバレー内だし
雨期でもお買い物がらくちんです。
場所柄、外国人向けの店かなとも
思っていましたが、
私がここに行くと、かなりの確率で
ミャンマー人の方が来店されてます。

国籍問わず、布好きに支持されている
アットホームな感じのお店。
裁縫好きの方はぜひ!


FOREVER  Cotton Clothes
Culture Valley (地下1階),  U Wisara road, yangon
094−3122837,9:30〜20:00



2016年3月25日金曜日

[買い物]ボージョー市場:ミャンマー全土の布が大集結!



 ヤンゴンで布を買う時の定番スポット、ボージョー市場。
他にもたくさんの布を扱う市場はありますが、便利な立地で英語が通じる店が多く、かつ洗練された(外国人好みの)柄が多いとなると、やはりここではないでしょうか。

じっくり選びやすい「ミャンハウス」もいいですが、まずミャンマーにどんな布があるのかをチェックするなら、やっぱりボージョー市場をぐるぐるするのがおすすめ!
(以前紹介した日本人経営の仕立て屋さん「はりこ」も、この市場内にありますよ。)

本当にたっくさんの布があってどれを買おうか迷ってしまいます。
ここにボージョー市場で撮った布の写真を貼付けますので、どんな布があるのか、買い物前の参考に見てみてくださいね。


外国人全般に人気なのが、カチン族の布! 菱形模様が特徴。



こちらはチン族の布。黒ベースに赤と緑が入ったものが多い。




チン族の伝統的な柄を、機械で刺繍してある。ポリエステルでしわになりにくい。

右が、伝統的なビルマの柄「アチェイッ(波)」。
昔からお祝い事用に、シルクのアチェイッを使ってロンジーを仕立てることが多かった。

これは小さめ「アチェイッ(波模様)」。綿生地なので手軽に着られる。

若い子向けの「スーチー・アチェイッ」(アウンサンスーチーさんの波模様)。カラフル!

シャン州のかすり「ジンメー」

かすりと刺繍のミックス?

タイからの輸入品。厚い生地。

わかりづらいけど、左上はゾウ柄。(たぶんタイ産?)

これも外国人にすごーく人気の布。チン州ナガ族のゆるい刺繍が可愛い!


日本の和柄をモデルに作られた「キモノ」生地

こちらは男性用のロンジー。(ボージョー市場外の、別の店にて)

薄くて涼しいと定評の、インド産生地。(ボージョー市場外の、別の店にて)

インドネシアのバティックも、ロンジーの生地として定着。

バティックをモデルにした柄が、ミャンマーでも作られてる。

こうやってみると、民族それぞれの伝統の柄を大切にしているのはもちろん、いろんな国の生地を上手に取り入れて、幅広いおしゃれを楽しんでいるのがわかりますね〜。すてき!


2016年3月24日木曜日

[ミャンマーの布]ヤンゴンで買った布と、それで作ったもの。

並べて眺めるだけでウキウキ。

ミャンマー生活では、私の買い物総額の3割くらいが布に費やされています(逆にいうと、そんなにお金を使うものがあまりない)。価格はモノによってピンキリですが、何より素敵な柄が豊富。

買ってすぐ何かを作ることはまれで、大抵ビビッときた布を衝動買いし、一定期間ねかせてから、「この布はこれに使おう!」とやる気が湧いたら作りはじめるパターン。



ミャンマーで布を買い始めた当初に出会った、赤と紺の綿布。

この2つは柄にひとめぼれ。ロンジー用の布は、綿素材なら7,000チャット〜25,000チャット出せばたいていのものが買えますが、赤が20,000チャットちょい、紺は30,000チャットもしました。私がミャンマーで買った布では、いちばん高価です。

いずれも厚めで、夏場のスカートにするには少し暑そう。でも、はじめからこれはミャンマーでは使わないでおこうと決めて買ったもの。日本に帰ってからのために、今はタンスに眠っています。
渋めの赤が好みです。
深い紺色と、エスニックな感じの模様がすてき。
ボージョー市場の、別々の店で購入。
生産地はいずれもマンダレーと言われました。紺色の布の店は、一切まけてくれませんでした。「うちのは品質がいいから」とのことですが、大抵どこもそう言う。

でも、この布は確かにこの価格なだけあるなあと思っています。このタイプの布はあまりみかけせん。




私のブログではおなじみの、「ミャンハウス」で買った布たち。
これ、全部はぎれ。ミャンマーには、ハデなものだけでなく、素朴な布もたくさんあり、いつか使ってみたくてサンプルとして買いました。

洋服よりも、コースターやランチマットなどの小物に向いてそうな布です(作ったことないけど)。さまざまな織り方や質感、肌触りが面白い。

はぎれなので1m未満で売っているものも多く、価格は1,000チャット〜3,000チャットでした。産地はシャン州(特にインレー)が多かったです。

うす茶色の布は、シャン州の伝統服によく使われています。



続いては、私にしては珍しい、ハデハデ柄。
これも「ミャンハウス」で買ったはぎれの綿布です。


これは、柄のデザインからして、他国からの輸入品かもしれません。
ひとめぼれで買ってみた布ですが、ハデすぎてどう使っていいかわかりません。ただただ「可愛い」。
この生地にぴったりの使い道が、そのうちパッとひらめきますように。
1mで2,000チャットくらい。



これはすでにワンピースになっていますが、ボージョー市場で買ったリネンです。(私ではなく、仕立て屋さんが作ってくれました!)



真っ青なワンピースがほしくて、ボージョー市場をぐるぐる。
店員さん曰く、これは「ジャパンリネン」なのだそうです。でも日本からの輸入モノにしては、2mで8,000チャットくらいだった。そんなに安く買えるものなのかしら…

次はこの生地の赤色でワンピースを作ってみたい!



こっちは、私が作ったロングスカート。
右の紫はシャン州の絣生地で、私がミャンマーではじめて買ったロンジー布です。そして、人生ではじめて自分で作ったスカート!ロンジーと違ってギャザーが入っているので、かなり風通しがよく涼しいです。


本当はもっと濃い紫だったのですが、一度選択したら、あっという間に色落ちしました。
まだスカートにして1年も経っていませんが、すでに着古した感があります笑。

左の黒と赤緑ストライプは、旅先で訪ねたバガンのミンナンドゥ村で、スカートを作ろうと決めて買った布。こちらはぴったりウエストのファスナー付きです。ゴムスカートと比べて、ロンジーに近い感じのフィット感があります。

14,000チャットで買いましたが、その後ヤンゴンのミャンハウスにて、半額以下で似たようなバガン産の布が売ってありました。複雑な気持ち。



最後は、これまたミャンハウスで買った黒のはぎれ綿布。シンプルな黒バッグを作りたくて買いました。



外はまっくろなのですが、裏地には真っ赤な布をあわせたのが、自分なりのこだわりです。黒の綿布はざっくりとした布なので、かんたんに刺繍ができそう。
まっくろなのが嫌になったら、次は刺繍に挑戦してみようと思います。


以上、私のミャンマー布生活の一部レポートでした!