2016年5月15日日曜日

[ヤンゴンめし]MAHLZEIT:至福のドイツ料理

庶民的な情緒漂う路地にあります。迷うこと必至!

ミャンマー初のドイツ料理店。


いつも同じような店ばかり行く私は
ヤンゴングルメを語れないのですが、
昨晩行ったお店は素晴らしかった!
久しぶりに「食」で興奮したので、
忘れないうちに紹介します。

アジアロイヤル病院の近く、
パンライン通りにできた、
ドイツ料理店「MAHLZEIT」。
なんでもミャンマーで初めて
ドイツ料理を提供する店だそう。

私はドイツに行ったこともないし
ドイツ料理やビールも詳しくもないけれど
ソーセージは大好き!
メニューが読めなかったら困るので、
出かける前にWikipediaで「ドイツ料理」
のページを読んでから、
夫と友人夫婦の4人で出かけてみました。


単におしゃれなだけじゃなく、とても快適で居心地のよい空間!

個人的おすすめの一品。

店内は、とても丁寧につくられていて
オーナーさんの意気込みが
ヒシヒシと伝わってきました。

夜8時を過ぎる頃には、ほぼ満席に。
ドイツ人らしきお客さんだけでなく
ミャンマー人客もちらほら。

肝心のメニューですが、
英語とドイツ語が混ざっていて
写真も多くはないので、
ドイツ料理初心者には分かりにくいです。
(Wikipedia予習は役に立ちましたよ!)

代表的なドイツ料理は、
・ソーセージ(Wurst、ヴルスト)
・カツレツ(Schnitzel、ュニッツェル)
・煮込みスープ(Ein tops、アイントプフ)
・肉や魚の団子(Knodel、クネーデル)
・薄焼きピザ(flammkuchen、フラムクーヘン)
など。
このドイツ語表記を知っておくと
メニューを見る時ラクです。

なかでも私が食べてみたかったのは、
カリーヴルスト(カレーソーセージ)
ベルリンやハンブルクなどドイツ北部で人気のメニューで、焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をまぶす。軽食スタンドで出されることが多い庶民の味。
特になにか調理するわけでもなく、
カレー粉がかかっているというだけなのに
「代表的なメニュー」に君臨。
すごく興味を持ちました。
そして「MAHLZEIT」で食べたのがこれ。
2本じゃ少ないと思われるかもしれませんが、1つがかなり大きい。10,000チャット

そもそもソーセージ自体が美味しい!
ケチャップ×カレーの組合せで
マズい訳がありませんでした。
カレー粉は少なめだったので、
もっと多いとうれしいなあ。

そしてもうひとつ、
ヴァイスヴルスト(ミュンヘン白ソーセージ)
牛ひき肉と豚ベーコンで作り、パセリ、カルダモン、レモン、生姜などで風味づけする。ミュンヘンの名物で、薫製にしないため傷みやすいことから、現地では正午までに食べるソーセージなんだそう。
ソーセージが冷めないよう、スープに浸かった状態で提供される。10,000チャット

ヴァイスヴルストは、
白ビールにプレッツェル、
甘いマスタードとよく合うそうです。
実際にこのお店でも、
プレッツェルとマスタードが
セットで出てきました。


ドイツのパンはおいしい。


本場プレッツェルの美味しさを
私はここではじめて知ることに。

これまでプレッツェルとはとても甘く
固いお菓子だとばかり思っていたのです。
ところがいい具合に塩味が効いていて、
外はカリッ、中はもっちり食感。
おいしくてびっくり!

ビールとプレッツェルは
本当にすごく相性がよかったです。

そういえば、店の席について
まず出されたのが、大量のパンでした。
こんもりと盛られたパン(4人分)は、無料。

そもそもパンよりごはん派の私。
特にハードな外見のドイツパンは、
まず手が出ません。

けれど、ここのはどれも美味しくて、
固くて味がないだけと思っていた
従来のドイツパンへのイメージが
大きく覆されました。

一緒についてくる
ハーブ入りバターをひと塗りすれば
さらに美味しさアップ。

料理の前に、このパンをつまみに
ドイツビールを飲めただけで、
「今日ここに来てよかった!」
と思えたくらいです。

同じ土地のもの同士というのは、
やっぱりよく合うものなんですね。
ドイツパン(特にプレッツェル!)
ヤンゴンでもどこかで買えるかな?


気になるドイツビール。


ビールの詳細メニューはありません。
店内の一画に缶とビンのビールが並んでいて
直接そこで注文する仕組みです。

ドイツ以外にも、ベルギーや日本のものや
「ギネス」ビール、ミャンマービールも。
1缶(瓶)あたり4,500〜5,000チャット。
(思っていたよりお手頃!)
330mlで4,500チャット。
唯一知っているドイツビール
「PAULANER(パウラナー)」の白。
フルーティでまろやかクリーミー。
修道士のおじさんのマークが目印。

私が以前住んでいた中国北京には、
ケンピンスキーホテルの1階に
パウラナーの醸造タンクを有する
「PAULANER BRAUHAUS
という超人気レストランがありました。

そういえばミャンマーの首都にも、
ケンピンスキーがオープンしたけれど
本場のビールが飲めるのでしょうか。
(ネーピードー行く機会ないけど…)


そしてこっちは、
「エッティンガー」という
ドイツ国内でトップクラスの
売り上げを誇るビール。
缶で何種類もありました。

500mlで4500チャット。ドイツ本国では100円以下で飲めるらしい…!
つぎ方にコツがいるのか、店員さんがひとつひとつ丁寧に注いでくれました。
こっちも白ビールに挑戦。
パウラナーよりも爽やかで、
より甘みを感じました。
とっても飲みやすい!


この夜は他に、グリーンサラダ、
チーズとほうれん草の団子(?)、
サーモンのフラムクーヘン等を食べ、
ビールもたらふく飲みました。
フレッシュジュースやコーヒーは
2,000〜3,000チャット。
お会計はひとり2500円くらい。

ほかにも試してみたい料理が
たくさんあったけれど、
お腹がパンパン。

今もそうなのかは不明ですが、
じゃがいも料理が豊富なドイツでは、
「女性はジャガイモで
フルコースを作れないとお嫁にいけない」
という言葉もあったとか。
(Wikipediaより)

次はそんなじゃがいも料理も
ぜひ食べてみたいです。




MAHLZEIT
84 Pan Hlaing Street, Sanchaung Township, Yangon
11:30〜22:30
01-519-115, 097-8415-1250
www.mahlzeit-myanmar.com
※地図はホームページで確認を。

店名「MAHLZEIT」の読み方はマールツァイト。
「食事の時間」という意味と、「こんにちは」(お昼どきに交わす挨拶)の意味があるんだそうです。




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