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2018年11月6日火曜日

[ヤンゴンめし]ORNG Kitchen:ミャンマー人シェフの、欧風創作料理店。

オープンエアで開放的なレストラン。写真:ORNG Kitchen Facebookより

イギリス人の知人に、ヤンゴンで一番お気に入りのレストランはどこ?と尋ねたことがあります。その時の彼女の答えが「ORNG Kitchen」でした。
「記念日なんかの特別な時に、パートナーと行くの。」
ヨーロッパで修行したミャンマー人シェフがオープンした店で、どの料理も美しくて美味しいのだと教えてくれました。

その話を聞いてからずっと気になっていたこのお店。それでもいいお値段するのと、幼児連れは敷居が高そうなので、行きかねていたのです。
そして約3ヶ月後の今日、ようやく足を運ぶことができました。
ベビーチェアの有無で幼児連れウェルカムか判断しようと思い、電話で確認。結果、1台だけあった!

私が店についたのは、午後7時過ぎ。冒頭写真の昼間の感じとは一転、店内は照明を控えた大人な空間になっていました。

料理はアラカルトとコースあり。アラカルトを見てもよくわからないので、コース(45,000Ks)を頼みました。やはり値は張りますが、結果、ぜんぶの料理が本当に丁寧に作りこまれていて、すごく美味しかった!ひとつひとつの料理の量は少ないのですが、品数が多いので私、夫とも満腹に。

ざっと紹介すると、
前菜(カナッペ3種、冷製スープ、タルタル)、メイン(ラムまたはシーバスのグリル)、デザート(チョコムース&アイスまたはレモンタルト)といったラインナップでした。

カナッペ3種。見た目だけでなく、味も食感もそれぞれに個性があって楽しかった。
ラムのグリル。お肉のほか、奥に写ったルッコラのサラダ、ジャガイモのグリル、野菜ソテー付き。
すごく偏ったイメージなんですが、私はこういうフレンチっぽいコース料理では、野菜はサラダくらいで、あとは脇にちょこっと添えられる程度のもんだと思っていたんです。しかしこのコース、とにかく野菜たっぷりなのが印象的でした。
上写真のメインのお皿なんて、お肉にいろんな野菜料理(ひとつずつ野菜も味付けも調理も全部違う!)が添えられた上、ブロッコリーにカリフラワー、さやえんどう、にんじんなどモリモリのソテー(非常に美味)&サラダが運ばれてきてびっくり。

ダークチョコレートのムースと、自家製アイスクリーム。最後まで感動のおいしさでした! 写真:ORNG Kitchen Facebookより


何年かぶりに、本格的な西洋のコース料理を食べた気分。一皿ごとに驚きがあって、たのしい夕食となりました。ランチタイムだとどういうメニューがあるのか、とてもきになるところです。

夫の感想:
・外なので暑いのが残念(私は全く気にならず。冷房ガンガンの室内より快適でした)
・オープンキッチンで料理人たちの様子が見られるが、とてもキビキビ働いていて清々しかった。キッチンはとても清潔だった。
・料理はどれも美味しい。


ORNG Kitchen
No.1, U Sein Mg Lane, Konemyint Yeik Tha Street, 7 Miles, Mayangone Township
電話:09 771 195020
営業:12:00〜14:00、18:00〜21:30 月曜休
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幼児連れメモ:
・ベビーチェア1台あり
・幼児メニュー:全体的に大人なメニューなので、持参が確実。
・全体的に料理提供のスピードが遅めなので(ゆっくり食事を楽しむ欧州文化だから?)、途中で子供が眠くなってしまいました。夜はオープンと同時(午後6時)に行くべきだった。
・店員さんが子供の食事に対してもいろいろ気をつかってくれて、ありがたかったです。


2018年10月30日火曜日

[ヤンゴンめし]Boat Noodle:1杯780チャット!タイ料理を屋台感覚で堪能。

若者の集まるエリアミニゴン。その中心にそびえ建つダゴンセンターの1階に、なんだか可愛らしい感じのタイ料理屋さんが出現していました。


「ボートヌードル」という単語を最近ヤンゴンの別の店でも目にしていたので、意味を検索してみた。そしたらなんとこのタイ料理屋さん、日本の丸亀製麵を経営する企業が出資している店だったんです。今後東南アジアを中心に、1,000店舗展開を目指すらしいです。
そのプレスリリースが以下リンク。

手ごろな価格と本格的な味によりマレーシアで人気ヌードルチェーン“ボートヌードル”をグループ化

そして肝心の「ボートヌードル」の意味ですが、それについてもこのプレスリリースに説明がありました。
“ボートヌードル”とは、タイの水上マーケットで働く人たちが日常的に船の上で食べていた、小さなスープヌードルをルーツとしています。船上で手軽に食べられるサイズのヌードルを日本の回転ずしの要領で、自分が食べたい分注文し、食べ終わった器を積み上げながら食べ進めるスタイルで、その手軽さと美味しさ、視覚的な楽しさが東南アジアを中心に人気のファストフードカテゴリーの1つとなっています。

そう、このタイ料理店「ボートヌードル」では、タイの麺料理をすべて1杯780チャットで提供していて、たくさんいろんな味をおかわりして楽しむことができるんです!面白い。店では1杯1杯オーダーしてもってきてもらうので、回転寿司よりも新鮮。

内装もこだわっていて、屋台が立ち並んだようなオープンキッチン。湯気がもくもく、食材を炒めるジュージュー音、食器のガチャガチャ音なんかが、まるで露店にいるみたいな臨場感を味あわせてくれます。





タイ料理って、なかなか一人では行きにくい。行っても、麺か米料理を単品で頼む程度。
でもここなら、一人でもいろんな料理をちょっとずつ食べられるのがいい!麺だけでなく、米料理、肉料理、小皿料理などけっこう豊富なメニュー展開です。

ということで、女性ひとりで来た私のオーダーが以下!

「Super tom yum 」スパイシーなトムヤム鶏肉米麺
1杯目。
ほんとに量はほんのちょっとで、女性の私でも4口くらいで完食しました。麺に対して意外と野菜がたくさん入っていて、スルッと入ってく。見た目はかなりあっさりしているっぽいけど、かなり辛い。

トムヤムのlight
2杯目。
見た目は上の「スーパー」よりも辛そうだけど、食べてみたらたしかに辛味は弱い。でも、すごく塩気が強い感じがしました。

グリーンチキンカレー 3500チャット
3杯目。
このお値段で、かなりのボリューム!ご飯は、男性用ご飯茶碗に大盛りの量です。最後のオーダーでこれを選んだ私が間違っていました。ただ、個人的にグリーンカレーはスープタイプが好きです。それが残念だなー
食べきれなくて、2割くらい残してしまいました。

飲み物に、アルコールがあったかは未確認ですが、私が頼んだタイのアイスミルクティは、2500チャットで特大サイズが出て来た。おいしかったです!

場所がらもあって、若者が気軽に通えるお店という感じ。
ひとりでも行けるタイ料理屋さんとして、重宝しそう。

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Boat Noodle
https://www.facebook.com/boatnoodlemyanmar/
住所:ミニゴン、ダゴンセンターⅠ内1階
営業:10:00-22:00
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ベビーチェアあり。
でも、日本の幼児が食べられそうなメニューは特になし。

2018年9月8日土曜日

[ヤンゴンめし]BABETT:ランチ→食後にのんびりおしゃべりしたい店


ヨーミンジーエリアにある、ホテルG1階のカフェバー兼レストラン。
ホテルのレセプション&ロビーとの区切りがなく、開放的な空間です。店内照明は控えめだけど、窓の採光面積が広いので適度な明るさなのもいい。客層は、欧米人多め。ミャンマー人の若者もよく見かけます。夜はまた雰囲気が変わってそう。
私は夜には行ったことがないので、昼どきの紹介を。
ランチタイムが居心地よくて、また行きたいなあと思いました。
 

料理は、メインを3種類から1つ選ぶタイプ。スープ&茶菓子&コーヒー付きで、10,000チャット。料理の量は、正直私には物足りなかったのですが、ブラックではないコーヒー(エスプレッソとかカプチーノとか)が選べるのと、お供についてくるお菓子が美味しいのが良い!

テラス席含め、いろんなタイプの席があるので、誰と来るかや気分によって変えられるのも便利。一人でも気軽に利用できそう。
食後に長居して、ゆっくりおしゃべりしたい時は、最適の場所かも。場所のせいか?この日の女3人の会話は弾みまくりました笑。夜、ご飯や飲みに誘われてもなかなか行けない私にとって、ランチ時のおしゃべりは本当に最高のリフレッシュです。

レストランの脇に、ホテルのロビー&レセプション

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BABETT
電話:01-243-639
営業:7:00-翌1:00
(HotelG1階)5 Alan Pya Pagoda Street, Dagon Township, Yangon
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2018年9月2日日曜日

[ヤンゴンめし]Fratello Rooftop Dining:丁寧に作られてるんだろうなあ、と感じる味。

ビルの屋上なので、開放感抜群!(夜は全く景色みえませんが…)

Pyay Road沿い、ヤンゴン大学そばにできた新しいビルの屋上に、イタリア料理のお店ができていました。
夕食に誘ってくれたNさんいわく、まだオープンしてまもないけれど、すでに高い評価を得ているそう。私の行った午後6時半にはガラガラだった店内が、30分もすればほぼ満席に!半分以上が欧米人でした。

屋上階をまるごとレストランにしているような作りで、オープンテラスのようなインテリア。テーブル&椅子も、庭に置いてありそうな感じの。

なかでも記憶に残る料理が、自分ではまず頼まないニョッキ。
幼児向きなメニューがなくて、とりあえず柔らかそうなのを…と妥協して注文したら、めちゃくちゃ美味しくてびっくり。メニュー表記は「Homemade Potato Gnocchi with truffle flavored cream sauce」。深いコクの正体は、トリュフだったか。
(娘は、1歳2ヶ月にしてトリュフを体験してしまった!)

さらに、ポテトかぶりだけど子供も食べられそう、と頼んだポテトグラタンがまた美味しかった。具材はじゃがいもとマカロニだけのシンプルな一皿。タパスサイズの小ぶりな器なので、気軽に頼めます。

鯛のタルタル、トマトパスタ、どれも文句なしに素晴らしかった! 真意はよくわかってないで使うのですが、「丁寧に作られた」「新鮮な」料理とは、こういう料理のことを言うのではないだろうか。

私は頼んでいないけれど、店員さんが頻繁に白いドリンクを運んでいて、気になって聞いてみたら、「店特製のラッシーです」とのこと。これまた美味しそう。次は飲んでみたい!

店の開放的な雰囲気も、よかったです。
客席から外(屋上の一部)に出られます。夜は、とおーくにシュエダゴンパゴダが見える以外は、ほぼ真っ暗。
お手洗いは大きく窓を取ってあり、ヤンゴンの街並みを遠くまで見渡せます。ヤンゴンではこういう作りのお手洗い、珍しいかも。

  
Fratello Rooftop Dining
No.587,Pyay Road,The Regency Offices,Kamayut Township
(CB BANKビルの屋上)
TEL:099 5201 1666
営業:11:00〜23:00
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幼児連れメモ:
積極的に子供を連れて行く店ではないですが、キッズチェアがあることに感動。
○ キッズチェア
× 子供用食器
× フレッシュジュース
△ 幼児向きメニュー  …サービスのパン。ニョッキ、くらい。ただし幼児には塩気が強め。おかずを子供用に持参しといてよかった。

2018年8月27日月曜日

[ヤンゴンめし]美滋鍋:週1でも来たい火鍋店!その理由。


久しぶりに辛い火鍋が食べたくて、昨日の夜ごはんで行った火鍋屋さん。

シンガポールの人気店だそうで、「Beauty in The Pot」という英語名の方で知られています。ミャンマーに進出オープンして1年半ほど。

うーん、人気なのも納得です。何から何まで、文句なしによかった。個人的には、ヤンゴンでいちばん満足度の高い店かも。


1.ゆったりくつろげる店内
座席がゆったりしていて、ファミレスのようなソファのボックス席もあり。個室じゃなくても、テーブルごとの間隔が広々していて、他のお客さんに気兼ねなく食事できます。

清潔感があり落ち着いた内装ですが、温かみも感じる雰囲気です
ひとつひとつのテーブル席が、ゆったりした作り。

円卓もソファなのが珍しい

2.料理が美味しい
火鍋のスープにもいろいろあり、その中から同時に2種類を楽しめる形状の鍋も選べます。私たちは初めて来たので、シンプルなあっさりコラーゲンだし&スパイシー滋養だしにしました。
鍋に入れられたスープがテーブル中央の火にかけられると、なんとも言えぬいい匂い!食欲を刺激します!
火鍋のよいところは、野菜をたっぷり美味しく摂れること。ここでは、ヤンゴンではなかなか手に入らない春菊もありました!
(春菊:スーパーには出ないものの、市場では比較的入手しやすいそうです)

大好きな冬瓜にはじまり、白菜、ほうれん草、アスパラなどをモリモリ。予想以上に美味しかったのが、イカのすり身だんご。ふわふわしていてとっても柔らかく、オススメです。

具材を食べきった後は、あっさりだしスープをテイクアウトして、翌朝ぞうすいに。幸せ!

たくさんの調味料と薬味で、自分好みのたれを作ります。

具材を入れる前のスープ。「滋養」が売りなだけに、漢方薬の材料ぽいものがいろいろ入ってました。

3.行き届いたサービス
ハキハキとした挨拶、無駄のない仕事ぶり、さりげない気配り。裏方スタッフに至るまで徹底されていて、驚きました。ここなら、サービス料10パーセント取られることに理不尽な思いもすることもないです。
(1週間後に再来しましたが、サービスの良さは、担当してくれた店員さんによるということが判明いたしました… でも総合的には、店員さんのサービスレベルは高めだと思います)

食後に出された無料サービスのライムのシャーベットが、甘さ控えめで口の中がさっぱりして、とても美味しかった!

・火鍋スープ 11,800チャット〜
・羊肉スライス 12,000チャット
・野菜類は1,500〜4,000チャット程
・ミャンマービール(瓶) 2,500チャット
価格は高めですが、ここまで快適で美味しいなら、また来たいっ。


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Beauty in The Pot(美滋鍋)
42(A), Sayar San Road, Bahan Township, Yangon
営業:11:30〜翌2:00
電話:092-5222-1188
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幼児連れメモ:
1歳児との外食は、楽しさよりも疲れを感じることが多いけど、今回はとても快適でした。キッズチェアがあれば、鍋の火に気を使わなくてよいのでラクだと言うことがわかった!

○ キッズチェア
○ 子供用食器
○ フレッシュジュース
○ 幼児向きメニュー 
  …野菜を柔らかく煮て食べさせられる




2016年6月26日日曜日

[ヤンゴンめし]仰光海鮮酒家:本場の辛ウマ中華料理店、ホテルヤンゴン最上階にあり。


「水煮肉片」という料理。ビールや白米が進む辛ウマ!

昨日、はじめて訪れた「仰光海鮮酒家」。
(仰光=中国語でヤンゴンの意味)

お手頃〜高級な海鮮料理から、
中国の家庭料理、
本格四川・湖南料理まで揃う、
中国人御用達のレストランです。

刺激的な四川料理は、
ヤンゴンでは食べられない
と思っていたのですが、
ここにありました。

教えてくれたのは夫で、
すでに何度も利用しているらしい。
きれいな個室もあるので、
ビジネスでも使ってるそうです。


ホテルヤンゴンのロビーかエレベータでの最上階へ。

まず、中国の伝統的な装飾と
円門が迎えてくれ、

中国の雰囲気でていて気分が上がります

左手には、ヤンゴン北部の街並みが
一望出来るテラス席がありました。
(とはいえ、雨季は厳しいし夏は暑そう…)

テラス席からのながめ
いよいよレストランの中へ!
店内は、
中国のレストランそのもの!
とても清潔できれい。
メニューは中国語と英語表記で
すべてに写真付きなので、
とても選びやすいです。


たくさんの中国人のお客さん、日本人もいらっしゃいました。客層も幅広い

さあ、いよいよ念願の
辛い料理を食べるぞー。

メニューをめくると、
中国でよく食べていた
懐かしの料理がたくさんあって
どれにしようか迷ってしまいました。


まずは前菜に、
拍黄瓜(たたききゅうり)から。

シンプル・イズ・ベスト なビールのおとも。

黄瓜(きゅうり)をたたいて、
酢、塩、にんにく、ごま油であえただけ。
中国の定番家庭料理のひとつ。
ここのは唐辛子も入ってました。

うまーい。

私そんなにきゅうり好きじゃなくて
自分では冷やし中華の時くらいしか
きゅうり買わないのですが、
これはパクパク食べたい。


こちらはピータンの前菜。
私はピータン食べられないので
手をつけませんでした。

夫が早く食べたいと箸をのばすのを、阻止して撮影。


次はこれ!
辣子鶏(唐辛子と鶏の唐揚げ)。

鶏肉よりも唐辛子の量のほうが多いのが、辣子鶏。(そうじゃない店もあります)

以前、北京暮らしをしていたとき
自分含め周りの日本人が
次々にハマっていった、
四川(湖南)料理です。

辛みと塩気が絶妙で、
なんてったって、
ビールとの相性抜群なんです。

ほぼ唐辛子のように見えますが、
見た目ほど辛くありませんよ。

店によっては、
ビールで流してもどうにもならないほどの
麻(痺れ)と辣(辛み)が効いた
辣子鶏もありますが、ここのはほどよく辛く、
麻(痺れ)はそれほど感じませんでした。



さあ、そして本日のメイン、
水煮肉片(肉の煮込み)です。

豚肉バージョンも美味でした!


“水煮”とは、多めの油に唐辛子や花椒、
ネギ豆板醤等をたっぷり入れて、
スープとともにグツグツ煮込む料理法。

“水煮”料理のなかでも人気なのが
「水煮魚」という、
川魚がメインの具材の料理なのですが、
なんとこの日は魚がなかった!
いちばん楽しみにしていた料理なのに
ついてない…残念。

…ということで、
魚の代わりに肉を入れる、
水煮肉片をオーダーしました。


肉だけじゃなく、白菜やもやしなど野菜もたっぷり入ってます

ここのは、それほど花椒は効かせず、
辛みが強かったです。
花椒のしびれ具合が好きな私は
その点がちょっと物足りなかったけれど
ミャンマーで食べられる水煮魚としては
大満足のひと品でした。

ちなみにこの日最後に食べた
炒飯の味付けは少し物足りなかった。
でもこの水煮魚のスープをかけたら、
モリモリ食べちゃいました。

辛い料理が好きな方は、
本当におすすめのお店です。


仰光海鮮酒家
Yangon Seafood Restaurant
------------------------------------------------------
No.91/93, Corner of Pyay Rd & Kaba Aye Pagoda Rd(ホテルヤンゴン最上階), 8 mile Junction, Mayangone Township, Yangon
10:00〜14:00、17:00〜21:00
01-667-708, 667-688(Ext:1201, 1202)


****

この日一緒に食事をした友人Tさんが
「中華にあうから」と、
わざわざ持込みしてくれたのが
浙江省紹興市の名産、
紹興酒「古越龍山」。

ミャンマーで飲めるとは思わなかった!
紹興酒は温めたり冷やしたり、
梅を入れたりと、
いろんな飲み方ができるお酒らしいです。

和食×中華が人気の料理店
「藤の坊」さんでは、
紹興酒も飲めるらしいですよ。


久しぶりに飲んだ紹興酒、最高に美味しくて、顔を赤くしつつ何杯もおかわりしました。

2016年6月19日日曜日

[ヤンゴンめし]Golden City Chetty :インド食堂で米粉クレープにハマる。

これがドーサ。ああ、写真見てたらまた食べたくなってきたー

ミャンマーには、
インド系のミャンマー人が
たくさんいます。

そのため、インドの料理を提供する
レストランや軽食喫茶の店も
街のあちこちに見られ、
ヤンゴンっ子にとっては
インド料理は日常的に食する料理として
親しまれているようです。

上写真の「ドーサ」も、
インド発祥の食べ物。
特に南インドでよく食べられるそう。
ダウンタウンでは、
屋台で売る姿も珍しくありません。

ミャンマー語風にいえば、
ドーシェッ かな?

一見すると、
何の変哲もないクレープですが、
米粉を使っているので、
薄い生地のなかにも
モッチリ感があるんです。
生地自体の味は、
まさにあのクレープ。

いろんな種類があり、
生地の中に具材がつまったタイプは
これ一皿でお腹いっぱいになれます。

私が初めてドーサを食べたのが、
スーレーパゴダの脇にある
「Golden City Chetty」でした。

最初は別のハイソなインド料理店で
ドーサを注文しようとしたのですが、
「うちにはありません」と言われ、
「じゃあ美味しい店を教えてください」
と尋ねたら、ここを教えられたのです。

「Golden City Chetty」は私が知るだけで、
ダウンタウンに2店舗あります。
私が行ったほうの店は、
スーレーパゴダ脇でひときわ存在感を放つ、
ベンガリ・スンニ・ジャーメ・モスク
の並びにあり、分かりやすいです。

Bengali Sunni Jameh mosque
ゴールデン・シティ・チェッティの店構え

私がこの日「Golden City Chetty」
で頼んだものは、
ジャガイモやにんじん等の野菜を
スパイスで味付けした具入りの
マサラ・ドーサ。
これが、ほんとうに美味しいんです。
出来立てほくほくなら、
3倍増しでウマい。

クレープを割ると、こんなかんじ。たっぷり詰まってます!


価格ははっきり覚えていませんが、
1,000チャット前後だったかと。

そのままちぎって食べたり、
皿に付いてくるスープに浸したり。
フォークと一緒に提供されましたが、
どうやったら旨く食べれるのか
周りのお客さんをチラ見してみたけど
よく分かりませんでした。


ドーサはクレープ本体だけじゃなく、
一緒についてくるスープのウマさも重要。

どこの店も、ドーサを注文すると
3〜4種類のスープが付いてきます。
(ドーサじゃなくても付いて来るのかも)

名前は分からないけれど、
スパイスが効いてピリ辛く、
クリーミーな味わいのスープが特に好き。

別の店で聞いたら、クリーミーなのは、
ヨーグルトが入っているからだそう。
表面に見える黒い粒々は、
たぶんマスタードシードだと思う。

あと、南インド料理の味噌汁的存在の
サンバルというスープもあります。
店によって、味付けもいろいろ。

左端がお気に入りのスープ。スープは、無料で何度もおかわり可能な店もあり
店内。みなさんササッと食べてすぐ出て行きます


ところで、
ヤンゴンにあるインドの飲食店は
多くが南部の料理。

今回のドーサ、サンバル、
泡立てミルクティ、
ミールス(南インドの定食)など。
また、南インドでは米が主食ですが、
北インドになるとナンなのだそうです。
ベジタリアンが多いのも南インドで、
豆料理が豊富というのも納得。

ビリヤニ(ダンパウッ)にも、
チェンナイ風ビリヤニがあるらしい。
(ヤンゴンに根付いているかは不明)


おそらくこれは植民地時代、
ヤンゴンに渡ったインド人の多くが
インド南部出身者であることに
つながっているのかもしれません。

イギリス植民地時代には、
商人や兵士としてだけでなく、
単純労働者として、
多くのインド人が海を渡りました。

当時インドの一部地区では
人口が増えすぎて問題になっており、
イギリス当局は、ビルマへの移住を
積極的に推進したそうです。
また、ビルマでの土地開発に従事する
人手を確保する目的もありました。

単純労働に従事したのは、
マドラス(現チェンナイ)等のインド南部や、
ベンガル(現インド東部、バングラデシュ)
からやって来た人々だったとか。

探せば他にもまだまだ、
未知の南インドの味に
出会えるかもしれませんね。


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Golden City Chetty Restaurant
Corner of Maha Bandula Rd. and Sule Pagoda Rd.
※ストランド通りを背にし、スーレーパゴダを目の前に立った場合、向かって左上方向にあります




[ヤンゴンのインド]関連記事

南インドの泡(あわ)が恋しくて。

私なりのダウンタウンの歩き方




2016年5月15日日曜日

[ヤンゴンめし]MAHLZEIT:至福のドイツ料理

庶民的な情緒漂う路地にあります。迷うこと必至!

ミャンマー初のドイツ料理店。


いつも同じような店ばかり行く私は
ヤンゴングルメを語れないのですが、
昨晩行ったお店は素晴らしかった!
久しぶりに「食」で興奮したので、
忘れないうちに紹介します。

アジアロイヤル病院の近く、
パンライン通りにできた、
ドイツ料理店「MAHLZEIT」。
なんでもミャンマーで初めて
ドイツ料理を提供する店だそう。

私はドイツに行ったこともないし
ドイツ料理やビールも詳しくもないけれど
ソーセージは大好き!
メニューが読めなかったら困るので、
出かける前にWikipediaで「ドイツ料理」
のページを読んでから、
夫と友人夫婦の4人で出かけてみました。


単におしゃれなだけじゃなく、とても快適で居心地のよい空間!

個人的おすすめの一品。

店内は、とても丁寧につくられていて
オーナーさんの意気込みが
ヒシヒシと伝わってきました。

夜8時を過ぎる頃には、ほぼ満席に。
ドイツ人らしきお客さんだけでなく
ミャンマー人客もちらほら。

肝心のメニューですが、
英語とドイツ語が混ざっていて
写真も多くはないので、
ドイツ料理初心者には分かりにくいです。
(Wikipedia予習は役に立ちましたよ!)

代表的なドイツ料理は、
・ソーセージ(Wurst、ヴルスト)
・カツレツ(Schnitzel、ュニッツェル)
・煮込みスープ(Ein tops、アイントプフ)
・肉や魚の団子(Knodel、クネーデル)
・薄焼きピザ(flammkuchen、フラムクーヘン)
など。
このドイツ語表記を知っておくと
メニューを見る時ラクです。

なかでも私が食べてみたかったのは、
カリーヴルスト(カレーソーセージ)
ベルリンやハンブルクなどドイツ北部で人気のメニューで、焼いたソーセージにケチャップとカレー粉をまぶす。軽食スタンドで出されることが多い庶民の味。
特になにか調理するわけでもなく、
カレー粉がかかっているというだけなのに
「代表的なメニュー」に君臨。
すごく興味を持ちました。
そして「MAHLZEIT」で食べたのがこれ。
2本じゃ少ないと思われるかもしれませんが、1つがかなり大きい。10,000チャット

そもそもソーセージ自体が美味しい!
ケチャップ×カレーの組合せで
マズい訳がありませんでした。
カレー粉は少なめだったので、
もっと多いとうれしいなあ。

そしてもうひとつ、
ヴァイスヴルスト(ミュンヘン白ソーセージ)
牛ひき肉と豚ベーコンで作り、パセリ、カルダモン、レモン、生姜などで風味づけする。ミュンヘンの名物で、薫製にしないため傷みやすいことから、現地では正午までに食べるソーセージなんだそう。
ソーセージが冷めないよう、スープに浸かった状態で提供される。10,000チャット

ヴァイスヴルストは、
白ビールにプレッツェル、
甘いマスタードとよく合うそうです。
実際にこのお店でも、
プレッツェルとマスタードが
セットで出てきました。


ドイツのパンはおいしい。


本場プレッツェルの美味しさを
私はここではじめて知ることに。

これまでプレッツェルとはとても甘く
固いお菓子だとばかり思っていたのです。
ところがいい具合に塩味が効いていて、
外はカリッ、中はもっちり食感。
おいしくてびっくり!

ビールとプレッツェルは
本当にすごく相性がよかったです。

そういえば、店の席について
まず出されたのが、大量のパンでした。
こんもりと盛られたパン(4人分)は、無料。

そもそもパンよりごはん派の私。
特にハードな外見のドイツパンは、
まず手が出ません。

けれど、ここのはどれも美味しくて、
固くて味がないだけと思っていた
従来のドイツパンへのイメージが
大きく覆されました。

一緒についてくる
ハーブ入りバターをひと塗りすれば
さらに美味しさアップ。

料理の前に、このパンをつまみに
ドイツビールを飲めただけで、
「今日ここに来てよかった!」
と思えたくらいです。

同じ土地のもの同士というのは、
やっぱりよく合うものなんですね。
ドイツパン(特にプレッツェル!)
ヤンゴンでもどこかで買えるかな?


気になるドイツビール。


ビールの詳細メニューはありません。
店内の一画に缶とビンのビールが並んでいて
直接そこで注文する仕組みです。

ドイツ以外にも、ベルギーや日本のものや
「ギネス」ビール、ミャンマービールも。
1缶(瓶)あたり4,500〜5,000チャット。
(思っていたよりお手頃!)
330mlで4,500チャット。
唯一知っているドイツビール
「PAULANER(パウラナー)」の白。
フルーティでまろやかクリーミー。
修道士のおじさんのマークが目印。

私が以前住んでいた中国北京には、
ケンピンスキーホテルの1階に
パウラナーの醸造タンクを有する
「PAULANER BRAUHAUS
という超人気レストランがありました。

そういえばミャンマーの首都にも、
ケンピンスキーがオープンしたけれど
本場のビールが飲めるのでしょうか。
(ネーピードー行く機会ないけど…)


そしてこっちは、
「エッティンガー」という
ドイツ国内でトップクラスの
売り上げを誇るビール。
缶で何種類もありました。

500mlで4500チャット。ドイツ本国では100円以下で飲めるらしい…!
つぎ方にコツがいるのか、店員さんがひとつひとつ丁寧に注いでくれました。
こっちも白ビールに挑戦。
パウラナーよりも爽やかで、
より甘みを感じました。
とっても飲みやすい!


この夜は他に、グリーンサラダ、
チーズとほうれん草の団子(?)、
サーモンのフラムクーヘン等を食べ、
ビールもたらふく飲みました。
フレッシュジュースやコーヒーは
2,000〜3,000チャット。
お会計はひとり2500円くらい。

ほかにも試してみたい料理が
たくさんあったけれど、
お腹がパンパン。

今もそうなのかは不明ですが、
じゃがいも料理が豊富なドイツでは、
「女性はジャガイモで
フルコースを作れないとお嫁にいけない」
という言葉もあったとか。
(Wikipediaより)

次はそんなじゃがいも料理も
ぜひ食べてみたいです。




MAHLZEIT
84 Pan Hlaing Street, Sanchaung Township, Yangon
11:30〜22:30
01-519-115, 097-8415-1250
www.mahlzeit-myanmar.com
※地図はホームページで確認を。

店名「MAHLZEIT」の読み方はマールツァイト。
「食事の時間」という意味と、「こんにちは」(お昼どきに交わす挨拶)の意味があるんだそうです。




2016年3月22日火曜日

【ヤンゴンめし】自宅編:ヤンゴンで買える激辛な即席めん。


私は辛党です。身体に悪いと分かっていても、それが辛いと知ってしまった以上試さずにはいられません。今日は、ヤンゴンで出会って以来、時々無性に食べたくなる激辛ラーメンをご紹介します。

ヨルラーメン 900Ks


まずは上写真のこちら。見てのとおり韓国産です。ヤンゴン在住のMさん(女性・同世代)が教えてくれました。
韓国の辛いラーメンといえば、「辛(シン)ラーメン」が有名ですよね。
ヤンゴンのスーパーでも買えます。
ある日、私が辛いもの好きだと知ったMさんが、瞳をキラキラさせてこう言ったのです。

「辛ラーメンよりずっとずっと辛いのがあるんです!」

それがこのヨルラーメンでした。ヨルというのは韓国語で「熱」の意味。
知る人ぞ知る激辛ラーメンで、日本人にもリピーターがたくさんいるそう。

「すごく辛いけど、スゴく美味しいんです!ヤンゴンのスーパーにもあるんですけど、置いてある店がすごく少なくて。でもうちの近所で売ってるの発見したんですよ〜。」
と、Mさん。
話を聞いていたらすごく食べたくなってきて、その日の昼食、さっそく食べてみることにしました。

ところが…前回は置いてあったはずの近所のスーパーに、ない! 

結局この日は食べることができずじまい。
それからというもの、私はスーパーに行くたんびに即席めんコーナーをくまなくチェック、幻のヨルラーメンを探し求めました。でも、どこにもありません。
もしかしたら、もう入荷停止になってるのかも…そうあきらめかけていました。

しかし、2カ月ほど経ったある日。私はついに見つけてしまいました。この激しく燃える真っ赤なパッケージを! 

パッケージに小さく添えられた「ヨルラーメン」の文字が目に飛び込んだ瞬間、心の中で「よっしゃ〜!」と人知れず歓喜の雄叫びをあげました。

韓国製なのに、“ラーメン”は日本語?
作ってみると、辛ラーメンよりもさらに唐辛子の量が多いのが分かります。
とにかく赤いです。スープの粉末を小鍋に入れたら、沸騰した様子が地獄池みたいで迫力がありました。

肝心のお味ですが、最初の何口かは、口に入れる度にむせました。
はい、確実に辛ラーメンより辛いです! 
ただただ辛くて、味はよく分からなかったのですが、実食2度目以降はだんだんと味が感じられるようになり、今では毎回美味しく食べています。
辛さをのぞけば、麺もスープも辛ラーメンと似ています。

これまでに私がヨルラーメンを発見できたスーパーは、シティマート(ミニゴン店)と、オーシャン(タームエ店)。
もちろん常に置いてあるとは限りませんが、オーシャンでは日に日に店頭に並ぶ量が増えているような。これは期待できるかも?


店頭に置いてある時点で、くしゃくしゃのパッケージ…

マーラー パイグー麺 1,000Ks


こちらは、中国でおなじみの大衆食品メーカー「康師傅」の即席めん。中国産は食べたくない!という方にはおすすめできませんが、ここのラーメン、個人的には好きです。

パッケージに書かれた「麻辣」の文字は、麻=しびれる 辣=辛さ の意味で、「排骨」は豚スペアリブのこと。そう、しびれる辛さが特徴の中国式とんこつ麺です。

中国の即席めんの主流は、牛のスープと具がごろり入った「牛肉麺」で、このシリーズの牛肉麺もありました。私は豚スープのほうが好み。

食べてみたらやっぱり…しびれる〜! でも、それがクセになる〜!! 
中国料理や台湾料理である「麻辣火鍋」を食べたことがある方なら分かると思います、あのスープの味に近い感じ。
このラーメンはひとり火鍋感覚で、いろんな野菜を入れて食べても美味しいかもしれません。今度やってみよう。

余談ですが、中国国内の長距離列車では、この「康師傅」のカップ麺が必ずといってよいほど売られていて、車内泊のときなどは私もよく買い求めました。
たくさんの乗客が同じものを食べるので、必然的に車両全体がその匂いに。しかも時間帯問わず食べるから、常にカップ麺の匂いで満たされるんですね。
久しぶりに食べたラーメンの懐かしい香りから、中国留学時代のそんな記憶がふとよみがえってきました。

愛されキャラな感じの、康シェフ(师傅)。
マーラーパイグー麺はヨルラーメン同様、販売店舗が少ないです。私が見たのはやはり、シティマート(ミニゴン店)とオーシャン(タームエ店)でした。
この2店舗、やるなあ。


(2018年11月追記)

ブルダックポックンミョン

韓国のめちゃくちゃ辛い即席麺として話題の「ブルダックポックンミョン」が、ヤンゴンではどこのスーパーでも売られるようになりました。
私も2回試してみましたが、もう辛すぎて美味しさを一切感じません…。
半分くらい残してしまいました。これは無理。