2015年10月31日土曜日

[オーダーメイド]ヤンゴンで普段着オーダーメイドを楽しもう。

街中の仕立て屋さん。露店も多いです。

日常着の「オーダーメイド」が、
暮らしのなかにある、ミャンマー。

ヤンゴンに住んでみてそのことを知り、
びっくりしました。

とくに女性たちは、
素敵な布を見つけたり、
布を贈られたりすると、
贔屓の仕立て屋さんに持ち込んで
ミャンマーの伝統服「ロンジー」を
つくっています。

オーダーメイドが主流の証拠(?)に
レディメイドの女性用ロンジーって、
ほとんど売ってません。
体型をあまり選ばない、
ヒモで結ぶ巻きスカートのロンジーが
外国人向けに置いてある程度です。


ロンジーとブラウスの色の組合せが
お洒落のポイントです。

街中を歩いていると、
レディメイドの安価な衣類が流通し、
海外の流行ファッションを
楽しむ人であふれています。

でもその一方で「ロンジー」や、
ロンジーと合わせる昔ながらの
シャツやブラウスは、
未だミャンマーで愛されている、
普段着なのだと実感します。

市場やショッピングセンターに行けば
無数の生地屋さんが並び、
ミャンマーの伝統布はもちろん、
タイやインドネシアからやってきた
シルク素材やバティック柄、
海外輸入のモダンプリントまで、
どんな布でもロンジーに変身します。


ロンジーの布(柄)とトップスの布(無地)のセット売りも、よくみかけます


本来のロンジーは、
布の両端を縫い合わせ筒状にしたもので
下半身を筒の部分にとおしたあと、
余り布をお腹の前で結んだり(男性用)
腰の側に折り込んで留める(女性用)
だけの、簡単で機能的な服なんです。

この着方だと、何度も巻き直したり、
留め直したりしなければならないのが、
ちょっと面倒。

街中でいきなりずり落ちちゃうこと、
ないんだろうか…と不安になっていたら、
最近はファスナーやホック付きの、
まさにロングスカートそのもののような
ロンジーを愛用する女性が多いそう。

タイトなロングスカートは、
細身のミャンマー女性に
本当にとてもよく似合います。
で・も!それを美しく着こなすには、
体型にぴったりのサイズでないと
いけません。

そこで仕立て屋さんの出番なのです。


昔ながらのミシンも現役です

それぞれの体型にあうよう作るだけでなく、
ボタンやレース、刺繍などをつけるなど、
自分の好みでアレンジ可能。

仕立て価格はロンジー1着で、
安い店だと3,000チャット(約300円)
くらいからあるようです。

簡単なものなら、
早くて1日で仕上げるサービスもあり
本当にお手軽べんり。

一度サイズを測ってもらった店でなら、
行く度に採寸の必要もありません!
皆さん実に慣れた感じで、
パパッと注文していきます。


仕立て屋さんの壁には、たくさんの注文票が。

民族衣装のオーダーメイドは、
タイやベトナム、中国などでも
旅行客や現地在住者に人気ですが、

ミャンマーほど気軽に楽しめる
民族服のオーダーメイドも
珍しいかもしれません。

ミャンマーに来たら、
ぜひ布選びから楽しんで、
ロンジーを仕立ててみてくださいね!


日本語の通じるオーダーメイドの店
HARICO @ボージョー市場

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