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2019年7月15日月曜日

[ピィ:日帰り旅]世界遺産ピューの古代都市群を、牛車で巡る。

牛車で約2時間の、古代都市遺跡めぐり
雨の中、あえて牛に乗ってたのは私達だけでした笑


人気観光地・バガンが、
世界遺産登録された前日。
私はミャンマーのもう1つの世界遺産、
ピューの古代都市群の遺跡がある街
ピィへ行って来ました。

この国の最古の都市遺跡を、
ヤンゴンにいるうちに見てみたくて。
夫の同僚のNさんが、
今回企画・アレンジしてくれたおかげで
とうとう実現することができました!


ピィ(Pyay)とは:
ミャンマー中部バゴー地方域の都市。エーヤワディ川に面し、ヤンゴンから北西260kmの位置にある。1853年にはイギリス領となり、プロームと改名。上ビルマと下ビルマの水上運送の経由地として発展。 

ピュー(Pyu)とは:
現在のピィの周辺に、紀元前2世紀頃〜後9世紀にかけて栄えた王国。 
ピューは中央政権的な国家体勢を敷かず、複数の都市国家からなる“ゆるやかな連合”国家だったという。西はスリランカ、南東はマレー半島、インドネシア方面まで勢力を拡大し、国際交易が盛んだったため、インドからヒンドゥ教が伝わり、ヴィシュヌ信仰が広まっていた。その後、モン族を経由して仏教も伝わる。 

世界遺産ピューの古代都市群とは:
複数あったピュー古代都市群の遺跡は、約2000年前に東南アジアに仏教が伝来したことを示す最古の証拠でもあることから、2014年、世界遺産に登録された。 
仏教伝来により、この地域には経済的、社会的、政治的、文化的変容がもたらされ、9世紀までの最長の歴史を持つことになる最初で最大の都市社会をもたらした。いずれも煉瓦造りの城壁で囲まれた城塞都市。宮殿や埋葬地跡、仏塔などが残る。(一部、UNESCOのサイトより抜粋) 


ビルマ族のバガン王国よりも、
1000年以上前に存在していたピュー王国。

当時の都市遺跡のうち
世界遺産に登録されたのは
・ベイタノー(1〜5世紀)
・シュリクシェトラ(3〜10世紀)
・ハリンヂー(3〜9世紀)
の3市で、

今回私達が観光したのは、
一番南に位置するシュリクシェトラです。
(ミャンマー語ではタイエーキッタヤー)

ヤンゴンとピィの位置関係。(画像:Googlemapより)
ピィとピュー(シュリクシェトラ)遺跡群の位置関係。(画像:Googlemapより)


ピューの国が栄えていた時代は、
この辺りがエーヤワディ川の河口で、
海岸線があったそうです。
(信じられない!)



シュエサンドーパゴダから見渡せる、ピィの街。


旅の行程。


旅のメンバーは総勢8名。
車2台で、運転手さんが2名ずつ。

早朝4:00、自宅を出発。

:00、集合場所を出発。
ヤンゴンとピィを繋ぐ道、
Pyay Rd.をひたすら北上!
(途中から高速?)

縦横にガタガタ揺られ、
全く眠れませんでした。

運転手さん、めちゃ飛ばしてた。
ひたすら心の中で
「事故りませんように…」と祈る。

心配していた雨は小ぶりで、
降ったり止んだりの繰り返し。

田んぼや畑の変わらぬ景色。


「feel」の店内。広い!きれい!

9:00前、ピィまで残り3分の1程。
ヤンゴンにもあるミャンマー料理店
「feel」を発見し休憩、朝食。
トイレも清潔で広々。
温かいお茶を飲めただけでも
気分が安らぐ。ありがたかった!


10:30、ピィ市内に到着。

シュエサンドーパヤー(Shwesandaw Pagoda)

まずはシュエサンドーパヤーへ。

ブッダの聖髪などが安置されている
とても神聖な場所ですが、
よりも境内のユニークなオブジェに
終始釘付け!


境内から巨大な仏様を臨む。
下から見上げると全然違った印象に。


表情がコミカル。
女子のおしゃべりを見守るブッダ。「へー、んで?」って言ってそうなお顔。



獅子の口の中に虎の子…?


ブッダの生涯をオブジェで再現? 刀に血まみれの女性たち…何があったの…
中央の女性が持つ容器、よく見たら「試験がうまくいきますように」の文字が…
ブッダを問い詰めるシーンのオブジェでは
「恋愛運があがりますように」…!(お金投げ込まれてるし)

どれも緊迫したシーンなのに、
全然関係ないお願いごとが笑。

こういったものが、
ハテナ?だらけで面白いのは、
私たち外国人だけなんですよね、
確実に。



11:30
城郭都市だったシュリクシェトラの
壁・門の跡博物館へ。

どこへ行っても、人がまばら。
外国人の姿は見当たらず、
ミャンマー人観光客ばかりでした。

城壁と門跡。上のほうに見える白い石は、世界遺産マークの刻まれた碑。
こちらも門の跡。苔むした感じがカンボジアのタ・プロームみたい。

博物館。

シュリクシェトラ遺跡観光の中心には、
この博物館。
遺跡からの出土品や
ピューの文明や宗教などの解説、
仏像などを見学。

この周囲にどんな遺跡があるのかも
ここの地図で確認できます。

館内はこぢんまりしていて
じっくり読み込んでも
1時間ほどでまわれそうでした。


ピュー文字と現在のミャンマー文字が
なんとなく似ていたこと、

東南アジア内陸部各地で発見されている
ピューの人々が使用した
「ピューコイン」現物を見られたこと、

この国での上座部仏教の成り立ちを
仏像のお顔立ちから感じられたこと、

など、興味深かったです。


ガイドさんに、遺跡めぐりのルートを説明される一行。
12:30
館内を見終わると、ガイドさんが登場。
(事前にNさんがガイドと牛車を予約してくれていました)

シュリクシェトラの遺跡群をめぐるべく
3台の牛車に分かれて乗り込む。

ピィで牛車に乗ってみたい!
というのが、Nさんのささやかな夢。
雨もあがり、その願いは叶いました。

ジャーン!特別に屋根をつけてもらった牛車です。

私は夫の上司Fさん、ガイドさんと乗り合わせ。
舗装されていないでこぼこ道。
乗車してすぐにお尻が痛くなる。

「これがあと2時間続くのか…!」
と2人して不安になりましたが、

牛が私たちを乗せて
懸命に歩みを進める姿を眺めていると、
牛を食べる気にはなれない*という
ミャンマー人の気持ちも、
なんとなく共感できました。

(*大抵のミャンマー人は牛肉を食べる習慣がない。「自分たちのために働いてくれるから」とよく聞きます)

牧歌的で平和な風景を進む。

30分ほど揺られたのち、
点在する遺跡に到着。

ヤハンダ寺院Yahanda Gu Temple東西南北の4方に出入り口がある寺院が多い中、ここは3つしかないのが特徴。

ヤハンダ池Yahanda Pond遠目にボウボウヂーパゴダが見える、風光明媚な池。蓮も咲き誇っていてとても美しかった。



ヤハンダ池。

市民墓地Site Museum市民の骨壷が出土した場所。英語名はミュージアムと書かれているけれど、あるのはたくさんの骨壷。当時は火葬の習慣があったことがわかります。


そして、私がいちばん見たかった
ボーボーヂーパゴダ

パゴダが見えてきた!

迫力があるなあ!

ボーボーヂーパゴダBawbawgyi Pagoda5世紀頃作られた、現存する中ではミャンマー最古のパゴダと言われている。バガン王のアノーヤターもここに来たそうです。


以前はパゴダ内部に
入ることができたそうですが、
現在は建物保護のためもあり
立ち入り禁止。残念!
一見出入り口のようなものはなく、
頭上にある窓のみ。
一体どこから出入りしていたのか謎です。


14:30、
遺跡群の見学終了。
博物館まで戻り牛車を降りる。


15:00、昼食。
ピィ市内のミャンマー料理店で。

16:20、帰路につく。
途中で、
シュエタウンにあるメガネ大仏を参拝。

私も視力回復をお祈りしてきました…

シュエタウンは、ミャンマー麺
「シュエタンカオスエ*」の発祥地だそう。

(*オーノーカオスエとはまた違った風味の
鶏スープベースのココナッツヌードル)


17:00過ぎ、
Pyay Rd.をひたすら南下!

なんと一度も休憩せず。
(運転手2名体制の賜物)

21:00にはヤンゴン市内の
我が家へ到着しました。


旅の感想:
日帰りはとてもハードだったけれど
行く価値は絶対ある場所!
(ただし通常は、ヤンゴンからは1泊で行くスポットのようです)

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ちなみに、
今回の旅をアレンジしてくれたNさんは
日本から数ヶ月の長期出張で
ヤンゴンに来ていた方。

車やガイド手配から旅の仲間集め、
その上しおり作り、共有財布の管理まで
全てこなしてくれたのです。

雨期で道も悪く
日帰りは難しいのではと思いましたが、
Nさんのおかげで非常に有意義な、
思い出深い旅ができました。
本当に感謝、感謝!



*参照書籍*
本記事で紹介する歴史話は、ほとんどが以下の書籍を参照しています。 

・歴史物語 ミャンマー 山口洋一著(カナリヤ書房)  
・ミャンマーを知るための60章 田村克己/松田正彦著(明石書店) 
・物語 ビルマの歴史 根本敬著(中公新書)

ミャンマーの成り立ちや文化の起源がわかって非常に面白いです。旅行前にぜひ読みくらべしてみてください。但し、ビルマ族の起源等や形成には諸説あるそうです。


2018年8月24日金曜日

[バガンの旅・番外編]NHKの番組で知った、遺跡ができたわけ。


[書きかけのまま放置してた記事があったので、今更ながらアップします。バガンを旅する方への豆知識として。私自身の備忘録として。]

2015年秋頃のNHKで、
女優の杏さんが世界の遺跡を旅する番組が
放送されました。

→ NHKスペシャル アジア巨大遺跡 第2集「黄金の仏塔 祈りの都~ミャンマー バガン遺跡~」

 
旅先には、ミャンマーを代表する観光地
バガン遺跡群も選ばれていました。

バガンの遺跡がどのように形成されたかを
詳しく取材したもので、
全く知識がない私でも容易に理解でき、
これを観てよりバガンに行きたくなりました。

とくに「へえ〜」と思ったエピソードを
メモしたのが、以下です。
バガンを旅する予定がある方は、
ぜひ読んでみてください。旅の目線が変わるかも!


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バガン遺跡では、
東西7キロ、南北6キロ程の土地に、
3,000もの宗教建築が立ち並んでいます。

バガン王朝は11世紀初頭に誕生し、
14世紀初頭に終息しましたが、
ほとんどの建築物は、11世紀〜13世紀に建てられました。

特徴は、
その建築物の大部分が寺院と仏塔であること。

11世紀初頭のバガンには
多くの宗教が存在していましたが、
バガン王朝を開いた初代王アノーヤターは、
中でも仏教に注目し、仏教で国を作ろうと考えます。

仏教の教えを広めるために、
たくさんの寺院やパゴダを建てたのです。

そしてそれらの壁には、
仏陀の生い立ちや教えなどを描き
字の読めない国民でも
仏教を理解できるようにしました。
壁画は、教育のためのものでした。

また、アノーヤタ王の建てた
シュエズィーゴンパゴダは、
仏様と自分たち人間の立ち位置が
ひと目で分かるよう、
このようなかたちをしているそうです。


その後、バガンの歴代の王が次々に建設し、
巨大な祈りの場が形成されました。

バガンの宗教建築は、
強制労働によってではなく、
賃金を支払われた人々によって
建てられたのも興味深いです。

また、王族でなくとも、
富を得た人たちが次々と、
功徳を得るため仏塔を建てていきます。

現在も、国の援助ではなく
寄進によってこれら遺跡の修復を
行っているのだそうです。

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番組では、
バガンで雑貨店を経営する男性が、
自分の子どもを出家させるというので
その様子を取材していました。

彼はなんと、自分の子どもだけでなく
周囲の貧しい家庭の子ども達も一緒に出家させるため
何年もかけて100万円貯めたと言います。

その出家のお祝いの様子も流れましたが、
たくさんの人たちに料理を振る舞ったり、
出家する子どもが牛に乗ってパレードしたりと
非常にお金がかかりそうな行事でした。

一度にお金を使い果たした男性夫婦ですが、
「これによって功徳が積めるので、とても幸せだ」
と話していました。


2016年5月19日木曜日

[インレー湖周辺の旅5]3日目:山の上の州都、タウンジー観光。

タウンジーの市場で見かけた民族服。
左はパオ族、右は…?? ビックリするくらいオシャレな服だったな〜

タウンジー日帰り観光のススメ。


シャン州には観光地が沢山あるので、
州都ながらも特に有名スポットのない
タウンジーは行く機会がないと思ってました。

先出のアカリさんのブログを読んでいたら、
あれあれ? なんだか面白そうな所だぞ…
と興味がわいてきて、
旅の最終日に寄り道してきました。

ニャウンシュエの宿泊先ホテルで
車チャーターを予約。
5時間で55万チャット(山頂展望付き)。
タウンジーまでは車で約1時間です。

私の寄り道リクエストは、
・タウンジーの市場
・カフェ・エンジェル(アカリさんイチ押し)
・タウンジー山の山頂 の3箇所。

実際行ってみると、他にもタウンジーの
おすすめポイントがありましたので、
インレー湖観光で余裕があれば
足を伸ばしてみてくださいね〜。



レストランからはぶどう畑と街並みが一望できる

ミャンマー初のワイナリーへ。


ニャウンシュエからタウンジーへは、
ひたすら山を上ります。
眼下に街並みが広がる景色は、
平野のヤンゴンでは見られないので
とても新鮮でした。

Aythaya Vineyard」
(エータヤーヴィンヤード)は、
そんな山のぼりの途中で運転手さんに
突然おすすめされた場所でした。
「ワインは飲みたいですか?」

海抜1,200mの所にあるエータヤー村で
1998年に創立、ワイン販売は
2004年に開始したそうです。

レストランから見えるぶどう畑は、
自由に見学もできます。

私はお酒に弱いので、
ここのワインを少しずつ味わえる
テイスティングセットを、
Sちゃんと2人でわけて楽しみました。


ヤンゴン在住者なら、
このクジャクのマークを
見たことある方も多いと思います。

テイスティングセットで飲めたのは、
赤、ロゼ、そしてアルコール度数の異なる
白2種類の4つ。

私がいちばん飲みやすくて
美味しいと感じたのは、白の12.5%。
ソーヴィニヨン・ブランと、
シュナンというぶどうで作られています。
Sちゃんの一番はロゼでした。

赤は… 美味しくないねという意見で
一致しました。(好みの問題でしょうか)
他の方の意見もぜひ聞いてみたいです。


ワインとは関係ありませんが、
このレストランの庭に、
見事なジャックフルーツの木があり
まだまだ小さいながら
奇抜な果実が上から下までびっしり!
鈴なりに 実っているではありませんか。

木の上に生った姿しか見た事がなかったので
間近で見られてテンションがあがりました。


見れば見るほど不思議なくだもの…。なぜその場所に果実がなるのか?

Aythaya Vineyard
Htone Bo, Aythaya Taunggyi, Southern Shan States
+95-81-208 548
www.myanmar-vineyard.com



タウンジー中心部に着き車を降りると、
ヒンヤリした空気に包まれました。
インレー湖やニャウンシュエとは
明らかに体感温度が違う!

タウンジーという名はミャンマー語で
「タウン(山)」「ジー(大きい)」
という意味があり、
海抜1,400mの高地に位置しています。
ミャンマーの冬にあたる12月〜3月頃は
長袖が必要なくらい冷えるそう。

タウンジー中心部。ニャウンシュエと比べたら、やっぱり都会!

巨大市場で食べる。


必ず行きたかったのが、
タウンジー中心にあるミョマ市場。
生鮮食品や日用品、お土産まで
とにかくいろんな商品が、
巨大な敷地にあふれかえる
ワクワク買い物スポットです。

人、人、人!歩くだけで一苦労!

ヤンゴンの市場との違いは
やはりシャン州の特産品が目立つ点。
そして、見た事の無い
民族衣装をまとった人々に出会える点。
(トップ画像のような)

インレー湖でもみかけたパオ族は
売り手にも買い手にも多く、
色鮮やかなロンジーが主流の市場で
彼らの上下黒の衣装は際立っていました。

シャンカオスエの麺がずらり。さすがー
衣類エリアでは、シャンのジャケットやカットソー、パンツで溢れていた。

シャン州出身の友人から、
「シャンカオスエが好きなら
外の店より市場の中がおすすめ」
との助言を得ていたので、
ここでお昼を取ることに。

なるほど、確かに
どこの屋台もお客さんでいっぱい。

私はシャンカオスエを食べ、
Sちゃんは新たな料理
「トーフヌエ」にチャレンジ。

シャンカオスエの米麺に、
ひよこ豆のペーストが
たっぷりとかかっている料理です。




見た目の何倍も腹持ちがよく
重量感のある料理です。

友人の助言どおり、
今まで食べたトーフヌエの中で
ここのが一番美味しかった!

信じられないことに、
彼女はこのトーフヌエを間食した上
間髪いれずにサトウキビジュースを。



さらにはデザート(?)に、
グリーンマンゴーのスパイス和えを
お買い上げ。

旅のグルメを満喫しました。



タウンジー山頂からの絶景。


タウンジーの街の全貌を
見下ろせる場所へも、
連れて行ってもらいました。

空気が澄み切っていなかったせいか、
街の境目がくっきりしていて
崖のようにも、海岸線のようにも
見えるから不思議。

街を囲むように山々が連なり、
どこか日本にもありそうな景色です。


この場所のメインは、
絶景ではないところがミャンマー。

すぐ脇には地下洞窟のパゴダがあり
絶景が見えるその場所は、
パゴダの駐車場でした。

やってきたミャンマー人グループは、
絶景の前でさっと記念写真を取り、
このパゴダの奥へと消えていきます。
地下洞窟なので、中は驚くほどヒンヤリ。
ここだったら暑さも忘れて、
心静かにお祈りできそうです。

意外と広くて深かった!

念願のカフェエンジェル。


いよいよ旅の最後の目的地へ。
アカリさんのブログで読み、
絶対行ってみたかった
タウンジーの有名カフェです。

「Cade de Angel」。
周囲には目立った店がなく、
人通りも多そうではありません。
でも店の中に入ると、
たくさんのお客さんが寛いでました。
地元で愛されているカフェ、
といった感じです。

コーヒーの専用道具もたくさんあり
豆の量り売りも可能。
もちろんコーヒーメニューは充実していて
なんとアイリッシュコーヒーまで!

広々ソファは1組だけですが、
私たちは運良くそこをゲット。

飛行機出発の時間まで、
ソファにうもれながらおしゃべり、
今回の旅を振り返ったのでした。





Cade de Angel
No.59, Bogyoke aung san Street, Ukeekhan Ward, Taunggyi
081-21-23916


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2016年5月17日火曜日

インレー湖で繁殖中!絶滅寸前だったビルマネコに会う。

ビルマネコ、私にはこんな風にみえました。

純血ビルマネコがいた。


ネコ好きの友人が、
インレー湖に行くならぜひ!
とおすすめしてくれたのが
ビルマネコの飼育施設

ネコが曲芸をするという
ネコ寺院は知っていましたが、
(今はもうやってない)
飼育施設なんていうのは初耳でした。

彼女の場合、
2時間くらいそこの猫と戯れたあげく、
さらにもう一回会いに行ったそう。

ちょっとネット検索したところ、
インレー湖で飼育されている
Burma Cat(ビルマネコ)は
単に「ミャンマーのネコ」なのではなく、
ミャンマーが種発祥の地である
「Burmese(バーミーズ)」という
原種を指しているのだと分かりました。
この記事で詳しく書かれています。

ミャンマーに「帰郷」するビルマネコたち(AEP BB NEWS)

ここに書かれているように、
インレー湖でトップクラスの高級ホテル
「インレー・プリンセス・リゾート」
を経営するオーナーが、
ミャンマー国内では姿を消してしまった
純血のビルマネコを取り戻すべく、
海外にわずかに残っていた純血種を頼りに、
繁殖させているんだそうです。

その飼育(繁殖)施設がここ、
「Inthar Heritage House」。




ハイセンスでオシャレな飼育施設。


外観はまるきりリゾートの洒落た
レストランかカフェ。
飼育施設と聞いて連想していた場所と
かけ離れすぎていて、困惑。

場所を間違えているのでは?
と思いました。
併設のショップ。これまたオシャレ〜…

敷地の奥へと進んでゆくと、
確かにいました。ねこが。



スタッフらしき男性が、観光客に施設を案内中。
毛並みがツヤツヤ、ふかふかのビルマネコ。目はエメラルドや黄金色でした。


黒を基調とした、とにかく大きくて広い、
ネコの小屋です。
ネコが好きそうな遊び道具もいろいろ。

それぞれが好きな所で好きなことをして
自由に過ごしている様子。
寝たり、寝たり…ほぼ全員寝てました。

彼らの居場所はここだけじゃなくて、
外には彼ら専用の“村”があるんです。



ここには、大型犬でもOKなくらい
大きな(個別の?)ネコ小屋が。
その一つをのぞいてみたら、
1匹のネコが休憩中。

「見ないでよ」って感じで
そっぽを向かれました。

現在何匹のビルマネコが
ココで暮らしているかは未確認ですが、
確かにここは、ネコ好きな人には
たまらない施設かも。


たいしてネコ好きでない私たちも、ビルマネコにめろめろ〜
か、かわいい…

ここにいるネコたちは何だか、
セレブリティなオーラを放っていて
なんだかすごく別世界のネコだ、
という感じがしました。
じっとこっちを見ていたのに、写真を撮ろうとしたらそっぽ向かれる。
「気安く撮らせないわよ」って言われてるみたいだった…
なかには親しみを感じる、普通っぽいコも。寝てるのか起きてるのか。微動だにせず。
ミャンマーでは犬だけじゃなく、ネコもこの姿勢で寝るのだと知りました。


ネコ好きな人へのお土産は、
ここのオリジナルグッズがおすすめ。
日常で使えそうな実用アイテムが
たくさんありました。

時間制限のあった私たちは
さっと駆け足でしか見られなくて残念。
インレー織りのランチマットだけ
買いました。
ディスプレイも素敵! 
ネコグッズ以外にもお土産によさそうな商品がいろいろ。

行き方

「Inthar Heritage House」
という施設名を伝えれば、
船頭さんは分かってくれるはずです。
分からなければ、
インレー湖インポーコン村にある
バーマキャットの村に行きたい
と伝えてみて下さい。

私の船頭さんは、バーマキャットの村
ではどこか分かりませんでしたが
「Inthar Heritage House」で通じました。


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