2016年2月16日火曜日

[バガンの旅5]2日目:朝日鑑賞〜アーナンダ寺院、村の生活をのぞき見。

2月11日(木)

5:00
気球と朝日を見たくて、
今日もなんとか早起き。

早朝だけあげられる気球は、
バガンで人気のアトラクション。
乗るのは怖いですが、
どんな風にあがるのか、見てみたい。

2人そろって、ロンジーを着て出発!


6:00
ホテルから車で約5分ほどの
場所にあるパゴダに上って、
他の観光客の人々と共に
じっと朝日を待ちました。

風はなく、多少肌寒い程度の気温。
半袖の人も多い。


6:30過ぎ
空が桃色に染まり始めるも
太陽も気球も出てきません。




今日は朝日はみえないかな、
とあきらめてパゴダを降りたら、
別のパゴダに上った運転手さんが
「こっち、こっち」
と手を振っていました。

気球があがるのは、これからのようです。

運転手さんは、
立派な一眼レフを持参していた。
かなり写真が好きな人みたい。

しばらくすると遠くのほうで、
ボコボコ丸い球体が姿を見せはじめました。

そして、ゆっくりゆっくり
上空へ…



料金は1人300ドル以上なのに
こんなにたくさんの気球が
稼働するくらい客がいるなんて。

上空から眺めるバガンは
さぞかし絶景なんだろうなあ、
気持ちいいんだろうなあ…
と羨ましくなってきました。


7:00頃には
太陽を顔も出しました。


お腹が空いたのでホテルに戻り、
朝食の後は支度を済ませ、
10:00にはホテルをチェックアウト。

バガン1有名な
アーナンダ寺院を目指します。


アーナンダ寺院(1090年)
建立:チャンシッタ王(在位1084〜1113)


独特のご本尊。立っているのも珍しい


チャンシッタ王は、
アノーラタ王の政策路線を継承しました。

当時は話し言葉しかなかった
ビルマ語の文字表記も確立。

周辺諸国との関係も良好で
平和と安定が保たれ、
彼の在位期間は一度も反乱が起きなかったそう。

アーナンダ寺院には、
チャンシッタ王の像があるそうですが、
私は見つけられず。

こうやって振り返ってみると
見れなかったものって結構あるんだなあ。

機会があれば
もう一度バガンに行ってみたい。

寺院入口に掲げられた黒板。人の名前と金額が書いてあるから、たぶん…寄付名簿?

寺院入口を出てすぐのところに立つ喫茶店。運転手さん曰く「ちゃんとしたコーヒーが飲める店」
私たちもここでひと休み。

今回の旅では
ほとんど買物をしていない私たち。

「地球の歩き方」によると、
ニューバガンから車ですぐのミンナンドゥ村は、
綿の生産で有名とのこと。

綿といえば布!
何か面白い布が買えるかもと、
村へ行ってみる事に。


ニューバガンを走行中には、賑やかな一行に遭遇。

明日2月12日は、ミャンマーのユニオンデー。
その祝いのパレードでした。


アウンサン将軍の像を担いでねりあるく
1947年2月12日、アウンサン将軍のもと、
英国植民地だったビルマの各民族代表が団結し、
独立への合意を交わしました。

そして、翌2月13日は
将軍のお誕生日でもあります。



12:00

ミンナンドゥ村



村に到着すると、
うちの運転手さんとも顔なじみらしき
若い女の子がやってきた。

この子は村のガイド役で
英語がとても上手。びっくり。
最近は日本語も習い始めたところだそう。


私たちが見て回ったのは、
恐らく一般民家なのですが、
自分たちの生活の場をそのまま
観光客に開放しているようです。

この時は屋根の葺き替え中でした。
(年に数回するそう)

村の人口や主な作物を手際良く説明し、
「ここがトイレで、台所で、」
と家の中を案内してくれます。

敷地内には、収穫された胡麻やピーナッツ、
とうもろこし等が積まれていました。

綿のほうはというと、
確かに手織りの機械があり、
織り途中の布もありましたが
大々的な生産ではなく、
自分達に必要な分だけ作るという印象。

観光客が姿を現すと、葉巻を作ったり、
糸を紡いだりと手を動かし始める
おばあちゃん達。

トウモロコシの葉で包んで作る葉巻

日本も昔は、こういう機械を使ってたんだろうなあ

実演してみせるのも、
おばあちゃん達の仕事のひとつみたい。

糸つむぎおばあちゃん、葉巻の吸いっぷりがカッコ良くてしびれました。左はおばあちゃんの孫。


13:00過ぎ

近くにはレストランもなさそうなので
この村の食堂でお昼に。

Kさん、ローカル食堂初体験!
ミャンマー焼きそばを2人でわけあって食べました。

注文してから出てくるまで
とても時間がかかりましたが
のんびり休憩できてよかった。

食堂にはバイクや自転車など
自力でやって来た欧米人客もちらほら。

英語で案内してくれた女の子は
食堂の給仕役にもなるし
ココナッツジュースの注文が入れば
ココナッツを割り、
臨機応変に仕事をこなしていました。

私たちは彼女に案内料金を支払っておらず、
最後にチップを渡したら戸惑われました。

かといって、
しつこい物売りはいないし
布の販売アピールもなし。

この村を観光客に開放することで
どれだけここの住民に
お金が入るのか(利益があるのか)
複雑な気持ちです。


最後に、村にあるパゴダへ立寄り。

赤い大地



村を出たあとは、
うるし工房に行ったり、
ローカル喫茶店でお茶したりしつつも
だいぶ早めに空港に到着。

ニャウンウー空港はとても小さいですが、
簡単なお土産屋さんに、
お茶できるコーナーもあります。

しかし、私たちの飛行機
「ヤダナボン・エアライン」は
1時間遅れになってしまい、
空港で3時間も待ちぼうけ。

さすがにここで3時間潰すのは辛かった…

しかも搭乗予定時刻になっても
なんの連絡も報告もなし。

イライラ…

ヤダナボンはシステム化されてないのか
なんと自由席。
せっかく早く空港来たのに
離ればなれの席になるかもしれないなんて…

よけいイライラ…

結局19:00頃になって搭乗開始。

搭乗間際、目に入ったのが
ヤダナボンの機体に
誇らしげに塗装されたフレーズ。

「Enjoy, Royal Service !」



ともかく、
無事に帰ってこれたのでよかったです。
楽しかった。




0 件のコメント:

コメントを投稿