2016年5月1日日曜日

[ヤンゴン百景26]ミャンマーでホールインワンを出した夫・インタビュー


今日ヤンゴンのゴルフ場でプレーした夫が、2ホール目(144ヤード)でホールインワンを出しました。
ゴルフをしない私には実感できませんが、とにかくすごいことなんだそう。
せっかくの機会なのでインタビューしてみました。



私:
まずはホールインワンおめでとうございます。

夫:
ありがとうございます。
こんなことが起こるとは…

私:
ホールインワンとわかった瞬間のお気持ちは?

夫:
ええ?という感じです。
自分では入ったところは見てないですから。
前の組がザワザワしはじめて「ホールインワンだ!」と声が聞こえてきて。
後ろの組の方にも握手を求められたんですが、全く信じられませんでした。

私:
そうか、
打った場所からボール見えませんね。

夫:
実際に自分でボールを取りに行って、ようやく実感がわきました。
別の組のミャンマー人男性からは「明日の新聞にのるよ」と言われたんですが、本当かは不明です笑。

そのうちゴルフ場の人が来て、証明書のようなものを渡されました。
日付、時間、ホールNo.、クラブのブランドと番手、ボールのブランドを記入してサインしたんです。
証人として、一緒にまわっていた2人もサインしました。
プレー後はお祝いのウイスキーを頂きましたよ。

私:
ホールインワンって相当うれしいですか?

夫:
そりゃうれしいですよ。
自分の周りで出した人は他にいませんから。
でも…
支払いのことが心配で…

私:支払い?

夫:
ホールインワンを出したら、寄付する習慣があって。
高額の寄付や贈り物、パーティ開催なんかを求められたらどうしよう…って

私:
高額の寄付!?

夫:
ゴルフ場には「お茶屋」と呼ばれる休憩所があるんですが、そこに「いついつホールインワンを出した誰々からの寄付で建てられました」というプレートが掲げられてるんです。
普段は何とも思わなかったけれど、いざ自分が出す番になってみたら「あれ建てるのに100万くらいかかりそうだよなあ」って急に不安になってきて…

私:
100万円…

夫:
あと、自分の組のキャディ3人にご祝儀として1万チャットずつ贈りました。
他にも後半のマーシャルが「オレにもくれ」と言っていたらしいです。
寄付の心配で、もうその後は集中できなくて。
プレーの結果はよくなかったですね笑。

私:
ホールインワン出した人が、同伴者にごちそうするというのは聞いたことがありますが…

夫:
結局、寄付やパーティの必要はなかったんですけどね。

私:
(ホッ)

夫:
帰りの車中、よく一緒にプレーするミャンマー人の友人に電話したんです。
「いくらくらいドネーションするものなんですか」と相談したら、
「スポンサーからいくらもらったの?」って聞かれて。
ヤンゴンのゴルフ場では、パー3のホールにスポンサーがついてるんですが、たまたま私のホールはついていなかった。
もらってませんと答えたら、じゃあ寄付は必要ないよと言われてホッとしました。

私:
でも、ホールインワンでそんなにお金が必要になるなら、あまり入ってほしくないような…

夫:
日本ではゴルフ保険というのがあって、ホールインワンになった時に係る費用を保険で賄えるんです。他のプレーヤーやキャディさんを怪我させてしまった時にも使えるんですよ。もちろん、使えるのは事前に加入していた場合ですが。

私:
ほ〜、そんなものが…。
えーとここで、お祝いメッセージが届きましたので紹介します。

「すごいね。オレもそろそろ暖かくなって来たからゴルフの練習はじめようかね。とりあえずおめでとう!」私の父からです。

夫:
ありがとうございます。
これからも頑張ります。

私:
「やったね!保険入ってなかったの?先日知り合いの人がホールインワンしてお裾分けをもらったよ。ほんとにあるんだね!保険かけてからプレーしてね!そうすれば応援にも熱が入るよ笑」 私の母からです。

夫:
本当に、ゴルフ保険は大事だと思いましたね。

私:
「友達で50年ゴルフやって、ついこの間出した人がいるぞ。ちょっと早すぎじゃないか?」夫の父からです。

夫:あはは… そうかも。


私:
なにはともあれ、ミャンマーでよい記念ができましたね!
今後のご活躍も期待しています。


(2018年9月追記:2018年1月、なんと、、、、夫、別のゴルフ場でヤンゴンで2度目のホールインワンを出しました。夫「今回のは、打った瞬間、やばい、これ入るかも、という予感がありました。でも本当に入るとは! そして再び、支払いのことが頭をよぎりました。結局今回も、同伴プレーヤー全員のキャディさんにお祝いの金一封を渡しました。。」

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