2015年5月6日水曜日

【ヤンゴン郊外】焼きものの町、トンテーへ

トンテーの通りのあちこちに、大物の陶器が並ぶ

ブログ記事「【ミャンマー】ヤンゴンで、陶磁のうつわを求めて。
では、ミャンマーはヤンゴンの南西にある、
トンテーという焼きものの町を紹介しました。

きっと、ミャンマー旅行でヤンゴン郊外の旅
を考えていらっしゃる方もいると思うので、
もう少し詳しく書くことにします。

ただ、上のブログ記事でも書きましたが、
食器や陶磁器に興味のある方が行っても、
期待できるようなお買い物はできないでしょう。

ベトナムで「焼きものの町」と言われる
バッチャン村とはまったく異なり、
観光客は楽しめるような買い物スポットはなく、
窯の様子も、非常に原始的です。


ここは、本当に素朴なミャンマーの田舎風景が見られる町であり
そんな風景が見たい、もしくは
今のミャンマー陶器がどういうものなのか、
知るために行くのであれば、おすすめです。

トンテーまでは公共バスも出ていますが、
よほど旅慣れていないと、難しそう。
車をチャーターして行く人が多いです。


工房の周辺。

素焼きの工房

窯。マンゴーの木や竹を燃やす。

窯の見学をする


トンテーを訪れる観光客は時々いるようですが、
観光客のための案内などは皆無です。
町に入っても、
どこに窯があるとかいう情報はありません。

現地の方で英語の通じる方はまれなので、
知り合いのミャンマー人に同行してもらうか、
旅行会社に案内を頼むしかないでしょう。

わたしは日本語のできるミャンマーの子と
一緒に行きましたが、
現地の人に何度か道を聞いてもらいながら、
窯に辿り着くことができました。

着いたのは、窯と作陶する工房が一体化した場所。
店の主が、すぐに中を案内してくれます。

ひとつの簡素な小屋のなかで、
粘土をつくり、かたちにし、窯に入れ、
乾燥させていました。

ここでは水かめと、ご飯を炊く為のうつわ
を作っていて、どれも素焼きで、
そのまま出荷するようです。

小屋の中をぐるっとしたあと、
主に「案内料」が必要だと言われました。

仕事を中断して案内してもらったので、
支払いました。
でも、最初に料金のことを聞いておくべきだったと、反省。


トンテーの大(?)通り
やっぱり素焼きが主流みたい

縄文土器みたい。
ヤンゴンでは公共の水飲み場に置かれ、
カメには水が入れられてます。

絵付けされたカメもあった!
絵をいれるのは、ほんの一部みたい


素焼き以外の陶器を発見


通りには、こういった素焼き以外にも、
釉薬のかかった陶器がおかれていました。

通訳してもらうと、
これらの陶器はトンテーで作られているのではなく、
カイン州のムドンという町からやってきたんだそう。

ここを経由してさらに、パテインやヤンゴン等の街に
運ばれていくらしい。
(でもカイン州からわざわざトンテーに?という疑問は残る)






どれも素朴だ。

上の黄色い植木鉢なんて、
これを小さくした食器があれば、
素敵に使えそうなんだけどなあ…
ざんねん。


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