2018年9月26日水曜日

[1歳育児]ヤンゴンのサミティベートクリニックと、この国の病院事情

数年前に比べると、ヤンゴンでも日本人が利用しやすい病院の選択肢が増えてきました。
増えた、とはいえ指で数えられる程度ですが… 費用面や在籍する医師、信頼度、日本語スタッフの有無など、みなさんそれぞれ譲れない条件で選んでいるようです。

私の子供は在緬3ヶ月にして、すでに3回病院へ。いずれも「サミティベートクリニック」でお世話になりました。

サミティベートクリニックは、タイ・バンコクにある日本人御用達の国際病院です。

その病院がミャンマー進出を果たし、ヤンゴンの私立病院の一つであるパラミ・ホスピタルの中に併設されています。(もっと北の空港に近い場所に、別の独立したサミティベートの施設があるのですが、そこは健康診断がメインのようです)

私は一度だけ、バンコクのサミティベートへ行ったことがあるのですが、とにかく病院の規模がとてつもなく大きく、まるで高級ホテルのような建物と内装で、病院の陰気な雰囲気を微塵も感じさせない場所でした。日本人対応のサービスも徹底しており、人気病院だというのも納得です。


サミティベートを選択する理由


ヤンゴンには、海外保険対応の高級クリニックがいくつかありますが、その中でも子連れでサミティベートに通いやすいポイントをあげてみました。
  1. パラミ・ホスピタルには小児科があり、サミティベートで対応仕切れない症状や病気のときは、そのままパラミの小児科医に看てもらうことも可能。(サミティベートの先生は皆、総合診療医(というのか?)だそう。各先生がどんな専門をお持ちかまでは未確認)
  2. ジャパンデスクがある。(詳しくはこちらの記事)
  3. パラミ・ホスピタルに血液や尿検査などのラボがある。超音波検査なども階下(パラミ)を利用できる。
  4. 予防接種ワクチンの在庫が豊富(在庫あれば予約なしでOK)
  5. 待合室に、おもちゃが置いてある。
  6. 待合室で、コーヒーが飲める(無料)

ミャンマーの病院事情


欲をいえば、やはり小児専門のお医者さんに最初から看てもらいたいですが、ミャンマー現地病院の小児科に行くのは、医療水準や言葉の壁を考えると、私には難しいです。

パラミホスピタルの小児科もいつも混雑しており、空調設備もない場所で、赤ちゃんを抱いたお母さんが立ちっぱなしで順番を待つ光景は珍しくありません。先日は、ぐったりした幼児が待合室のイスの上で点滴を打っている姿をみかけ、心苦しくなりました。

そういった環境下でサミティベート等の高級クリニックを利用できるのは、本当にありがたいです。

話がそれますが、ミャンマーでちゃんとした病院に通えるのは、ヤンゴン等の都市部に限られます。このため、病気の治療をしに、何日もかけて地方からヤンゴンに来るという話もよく聞きます。ヤンゴンの病院では入院する際、基本的に付き添いの泊まり込みが必要になるため、病院では生活道具一式をかかえた人たちもよくみかけます。

ミャンマーの病院に関する話題を耳にするたびに、ヤンゴンに暮らす自分(外国人)は、本当に恵まれていると認識させられます。もちろん、日本並みの医療が整っているのにこしたことはないのですが、自主的にここに住んでいる以上、そこに文句を言える立場にない。

とにかく、日本の小児科であれば、病気か予防接種、検診かで、予約時間帯を分けたりする病院も多いですが、こちらではもちろんそういった対応もあるはずがなく、余計な病気をもらったりしないよう、できるだけ病院に連れて行かずに済むよう、健康を願うばかりです。

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