2016年5月1日日曜日

[バリ島の旅4]ウブド散策、サイクリングで奥の村へ。


バリ4日目、ウブドの朝。
昨日は午後から雨が降ったので、
植物たちがイキイキしている!

朝6時半、
食事の前にホテル周辺を歩いてみた。
すでにお供え物があちこちに。
人気の神様は、ガネーシャのようだ。

うまく花を飾るなあと思ったら、像にはもともと挿すための穴があった。 
家の入口正面にガネーシャ
家の門の正面には、
こうやって神様の像を置き、
庭や家の中が見えないようになっていた。

「悪いものを家の中に
入れないようにするためですよ」
昨日ガイドのPさんが教えてくれた。
中国・北京の四合院の造りと似ている。
これはホテルの庭にあった仏様。花の飾り方にセンスを感じる。

今日は終日、
2人であてなくウブドを
ぶらぶらする予定だったが
Pさんが昨日の別れ際、

「うちの村で明日お葬式があります。
バリ式のお葬式を見に来ませんか」
と提案してくれた。

Pさんの村は、ウブド中心にある
ウブド宮殿から、少し北のほう。

宿泊ホテルで自転車を借りて
朝9時すぎに出発。
人生ではじめて乗るマウンテンバイク。
背の低い私はサドルを一番下にさげ、
やっとつまさきが地面につく程度。
慣れるまで怖かった!

宿泊ホテルは、
モンキーフォレストから
徒歩3分くらいの場所にある。
私たちは、この猿の森の脇にある
路地を抜けてウブドの中心へ出た。

猿は森の外の道路まで出てきていて
かなり近い距離で猿の様子を観察できる。
囲われた敷地の中にいるわけではなく、
その名のとおり、猿が森の中で
自由に暮らしていた。

人間の親子とおなじ。

葬式がはじまるのは12時頃
と聞いていたので、
直接村にはいかず、
気になっていたショップに
何軒か立ち寄った。

ウブドの中心部は人と車とバイクで
ごったがえしており、
マウンテンバイク初心者
(ウブド初心者)にはきつい。

ウブド宮殿より北に入ると
交通量は一気に減るが、
ゆるい上り坂が続いた。

ウブドの日差しも相当きつく、
汗がだらだら出て来る。
日焼け止めはたっぷり、
こまめに塗り直してたつもりなのに、
ここでのサイクリングで
私はがっつり焼け、シミをこしらえる。

中心部からだいぶ離れてもなお、
観光客向けホテルがあった。
バイクで移動する欧米人と
何度もすれ違う。

Pさんの村の位置と行き方は、
昨晩、地図で簡単に説明して
もらっていたものの、
村の名前を忘れてしまう。

少し不安になった時、
村(らしき場所)に着いた。

とくに村の標識はなかったけれど、
伝統的な衣装を身に纏う人々が
広場のようなところに向かって
続々と集まっていたので分かった。

民族衣装で村の広場に集う。奥に見えるのは牛のかたちをしたオブジェ。
広場をさらに奥へ進むと、
一軒の家の前に、金色の装飾で覆われた
山車のような手押し車が停まっていて、
てっぺんにおばあさんの写真があった。

日本の葬式とはまったく違い、
とても穏やかな雰囲気で、
カラフルな花かざりと村人の衣装、
豪華絢爛な装飾品が印象的。
だけど、やっぱり葬式は悲しい。

ここまで見て、
私たちは村を降りることにする。

再び広場を通ると、
食べ物を準備する女性たちや
会場設備をする男性たち、
手持ち無沙汰でおしゃべりする子ども達。
さすがに外国人は居ない。

黒白チェックの腰巻きを巻いた
1人のおじさんに、
英語で「どこから来たの」と
広場で話しかけられた。

私たちがこの村に来た経緯を告げ、
「Pさんを知っていますか」
と名前を出すと、
「Pさんももうすぐここに来るよ。
私は日本語できないけれど、
そこの彼も日本語ガイドやってるよ」
と、近くにいた別の男性を指さした。

その男性は、Pさんと同じ旅行社で
ガイドをしている方だった。
「亡くなったおばあさんを、
これからあの牛の中に入れて
焼くんですよ」と日本語で教えてくれる。

棺をこの牛の中に入れるのだそう。

私たちは御礼を言って、村を出た。
帰りは坂道だったので快適!
あっと言う間に中心部に到着。
ショップがずらり並ぶハヌマン通りで
気になるお店に立寄りつつ南下する。

体力の限界を迎えたころ、
イタリアン「MammaMia」で昼食。
ひえひえのビールと焼きたてピザが
最高に美味しくて、安い。おすすめ。


こんな感じで
順調に思えたサイクリングだけど、
残りあと5分くらいのところで
私のマウンテンバイクはパンク。
(というよりもともと穴が空いていて
走っているうち空気が抜け切った様子)

それでも乗って帰ろうとしたけれど
車の多い狭い道で恐ろしい上、
お尻が痛くて限界に達し、
20分ほど自転車を押して歩き、
なんとかホテルに辿り着く。


村のてっぺんでパンクしなくて
本当によかったよ…
(レンタルサイクリングされる場合は
ご注意ください!)


夜は2度目の舞踏鑑賞へ。
演目は「レゴン・トランス・パラダイス・ダンス」。
いちばん人気のウブド王宮公演で
昨晩の5倍くらいの入りだった。



 入れ替わりでいろんなキャラクターが登場し、
とても華やかな舞台。
ガムランの生演奏が聴けたのが、
何よりよかった。

公演終了した夜8時半頃、
まだまだウブドの中心地は賑やかだけど
ちょっと道をそれると
タクシーも掴まりにくくなる。

もし女性ひとりで旅するなら、
ウブド中心に泊まったほうが、
舞踏公演や夜のウブドを
安心して楽しめると思う。




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