2019年9月16日月曜日

苦戦!男友達へのヤンゴン案内。



ヤンゴンでいちばんお気に入りの場所へ、友達と幼稚園帰りの娘を連れて。



先週、中国に駐在している友達が、中秋節の休みを利用してミャンマーにやって来ました。
30代男性でひとり旅。事前に頻繁にメッセージをやりとりし、3泊4日の日程はヤンゴン→バガン→ヤンゴンで動くことに。バガンは彼が一人でバイクを借りて周り、ヤンゴン滞在中は私が終始アテンドする流れに決めた。

ここからが問題。本人は「とくにリクエストなし、おまかせ!」とのこと。さて、ヤンゴンの滞在1日半で、どこへ行こう?悩みました。これまでも、私を頼って何人かミャンマーに来てくれましたが、振り返ってみると、ヤンゴンで本格的にアテンドして回ったことってなかった。さらに言えばみんな女性だったので、私と趣味嗜好が似ており、買い物もいっぱいしたいー!って感じだったので、連れて行く場所には苦労しなかったのです。

友達はかなり旅慣れており、アジアでいえばほぼ行き尽くしたのでは?と思えるほど。買い物やチャイナタウンには興味がなく、私の得意分野がほぼ役に立ちそうもない。過去に旅したバガンやピィ、シャン州は、たくさん予習&復習したので大体わかるのに。自分が住んでいる街のほうが、むしろ知ろうとする機会が少ないのかも…。


一緒に巡ったヤンゴンスポット。


旅の2日間はとても天気に恵まれ、外を歩きやすかったのが救いでした。友達とホテルで待ち合わせしたのが、朝10時。たっぷり時間はあると思っていたものの、なんだかんだで、1日目は午前中にシュエダゴンパゴダ、ランチ後にボージョー市場だけ!

その後私の娘を幼稚園に迎えに一緒に行き、自宅でちょっと休憩。友達はボージョー市場で買ったロンジーとTシャツに着替え、夕食のレストランに向かう途中でチャウタッジーパゴダに立ち寄りました。

チャウタッジーパゴダは、でっかい寝仏様のいるパゴダ(トップの写真)。建物に入るとすぐ目の前に、どどーんと大迫力の仏様が現れます。「これがいちばん見たかったんだよー!これ、シュエダゴンパゴダにいると思ってた!来れて良かったー」と、友達も喜んでくれてよかった。

2日目のヤンゴン観光は、朝から午後2時半まで。朝10時半にホテルで待ち合わせして、まずは軽く食事することに。スーレーパゴダ周辺にいたので、シャンカオスエの人気店「999」にしました。今回の旅行でなんとか一度も両替せずに過ごした友達。細い路地にある大衆食堂のような小さなこの店が、VISAカード対応していたことに感激していた。

「999」のシャンカオスエ(汁あり)

「999」を出ると、Sule Pagoda Streetのヤンゴン証券取引所を起点に、建物やお店を見て回る。この日の前日、この通りにあるOld Tourist Burma Buildingという建物がリノベーションを経てオープンしたばかりで、クラフトフェアを開催していました。ここで買い物したのは案の定私のほうで、ラングーンティーハウスの簡易カフェ(?)で見つけた、ミャンマー文字入りの琺瑯カップに散財する。

スーレーパゴダの東側、ヤンゴン市庁舎周辺

ただいま雨期で毎日ざあざあ雨が降るヤンゴンですが、この日は綺麗な青空が。植民地時代の建物が美しく映え、私もついつい写真を撮りたくなりました。スーレーパゴダヤンゴン市庁舎、元は高級百貨店「Rowe & Company」が入っていたAYA銀行ヤンゴン旧最高裁判所などなど… 英国植民地だった頃の重厚な建物が数多く残るこの通りでは、当時の華やかなラングーンの雰囲気を満喫できます。


丸いえんとつ屋根と赤い壁で、なんだか可愛い将軍の家。

最後の観光は、当日朝に友達からリクエストされたボージョーアウンサン博物館へ。私も今回が初めての訪問です。将軍と家族が生活していた当時の様子が再現され、実際に使っていた日用品が展示されていました。将軍が使っていた淡い色合いのロンジー(単なる経年劣化?)や食器類が意外と可愛いものだったり、子供達の勉強ノートにはたくさん落書きがあって、どこの国のいつの時代も一緒だなあと可笑しかったり。展示の解説は少ないですが、将軍家族を身近に感じるおうちでした。



シュエダゴンパゴダ

シュエダゴンパゴダにて。


言わずもがな、ヤンゴン最大の見所。ここで私は痛恨のミスをしました。靴を入れるビニール袋を忘れた! チケット売り場で袋がないか聞いてみると、「ここに置いといていいですよ」と売り場で靴を預かってくれた。ミャンマーの人って本当に優しい。ありがたやー。

雨が降った後だったので、地面がつるっつる。ちょっとでも気をぬくと滑りそうで怖かったです。「外で裸足になるなんて、すごいひさしぶり…」と感慨深げな友達。

ここで私たちが気になったこと。
・参観(お参り)する順番ってあるの?
・2つの大きな「王の鐘」。あれは何?
・誕生曜日の水曜は、なぜ午前と午後に分かれているのか?
・ライオンと人間の体を持つあの守護神(?)が気になる
・ある仏像の脇に置かれたテレビモニターに、また別の仏像の映像が流れている。なぜ?
・シュエダゴンパゴダの中心には何が納められてる?
・シュエダゴンパゴダのてっぺんには何がある?

ガイドブックを読めば書いてあるのかな。次回アテンドまでに調べておこう。



ボージョー市場にある「はりこ」で、ロンジー試着中。

彼の買い物。


中サイズのリュックひとつで来た友達。そんな彼が自発的に買ったものは以下。
ラペットウ …以前ミャンマー出張した友達が買って来て食べたことあるそうで。同居人のお土産にしてた。
コーヒー豆 …ジーニアスコーヒーの深煎りピンウーリン産と浅煎りユワンガン産。ぜひ飲んだ感想を聞かねば。
インスタント麺 …「HANA」を2種類。彼が唯一事前に下調べしてきたモノ。
ピーナツ菓子 …私がおすすめしたもの。うちの家族にも毎回好評なので。
ロンジー …淡い色合いのものをさがしたけれど見つからず。結局好きな黄緑色をチョイス。
Tシャツ …ロンジーに合わせる用に。私なら絶対選ばない柄を気に入っていたので、えーと思っていたら、後日私の夫が全く同じ柄を購入していた笑。



ダウンタウンの街中にも、バナナの木。


旅の感想。


「ミャンマー旅行、予想していたより3倍楽しかった」そうです。
もしかしたら、私がヤンゴンいるうちに「もう一回来るかもよ?」とも。ひとりで旅したバガンも、想像を遥かに上回る遺跡群のスケールに圧倒されたようでした。今もなお人々の信仰の対象として現役のパゴダでは、ボロブドゥールやアンコールワット以上に彼の心を動かしたよう。「どこに行っても仏像の首が残っているなんて」という発言は、各国を訪ね歩いている彼らしくて面白かったです。

0 件のコメント:

コメントを投稿