パダウを髪飾りにしていた、魚売りの女将さん |
前回のブログ記事
【ミャンマー】市場で,季節の花パダウを買う。
で、ミャンマーの人々に愛される花「パダウ」
のことについて書きました。
上の写真は、市場の帰りに撮影したもの。
あまりに美しかったので、声をかけてしまいました。
生花を日常的に髪に飾るなんて、
とても素敵。
南国ならでは、という感じがします。
造花のパダウ
さて、パダウは4月の水掛け祭りの頃に咲くので、
(ティンジャン/ミャンマーの正月)
正月を祝う花としても親しまれているようです。
3月も半ばになると、
市場やスーパーにパダウの造花が出まわり、
店先や自宅、車の中はもちろん、
公共施設などあらゆる場所が
造花のパダウでデコレーションされます。
咲く時期が短くとても儚い花だけに、
造花はかなり需要があるでしょう。
正月の装飾に使われる造花は2種類あって、
ひとつは濃い黄色の、
外観が比較的パダウに似ているもの。
この車に飾られてるのも、それ。
ダッシュボードの上に、パダウの造花を飾る人は多い |
で、もう1種類が、
この垂れ下がった藤のようなかたちのもの。
これ・・・パダウかな?
何だか違うような気もするんだけど、
結局確認できてません。
パダウに似た別の花
同じく4月前後、ヤンゴンの街中では、
黄色い花をつけた別の木をよくみかけます。
わたしははじめ、
これらの木をパダウと勘違いしていました。
まずは、ムーワという木。
葉っぱが少ないので、遠くから見ると、
黄色くなったイチョウの木のよう。
花が、藤のように垂れ下がっています。
(もしかしたら、上の造花はこれ?)
木自体も大きいので、見応えがあります。
しかも、パダウと比べて咲いている期間が長い。
これを何本かまとめて植えたら、
いい花見スポットになりそうなのになあ。
もうひとつは、メーザリー※という木。
これは花の大きさはパダウと似てますが、
花が空に向かって伸びています。
※追記 2015年5月4日
別のミャンマー人に、
「いやいや、これはセインパーンという花だ」
との指摘を受けました。
どっちが本当かまだ未解明です…
下が、パダウ。
花の付き方が違いますね。
こんな感じで、ミャンマーの4月は、
きいろい花でいっぱいです。