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ガーデン・バイ・ザ・ベイで入った花の低温室。夫は喜んでたけど私は寒かった… |
先週末、3泊4日でシンガポールへ行ってきました。
私自身は約3年ぶり、子連れで行くのは初です。用事があって行ったので、ゆっくり観光したのは1日だけでしたが、なんだか久しぶりに「観光したなあー!」って気分になれました。
シンガポールって、すごく物価が高くて、滞在するだけですごくお金のかかる印象しかなく、個人的には特に興味のない場所…だったんですが、今回はシンガポール旅行が人気な理由が少しわかったような。ということで、今回はヤンゴン在住者特有の視点から、シンガポールの子連れ旅の情報をまとめます。
シンガポールが子連れ旅行しやすいポイント
ヤンゴン在住だと、週末を利用して東南アジア諸国にでかける機会が増えます。病院やビザの更新、買い物、リフレッシュ…など、私も数ヶ月に1度は出国しています。ほかの東南アジア諸国に比べれば、シンガポールは以下の点がよいと思う。
・外でもベビーカーを利用しやすい(歩道がある。段差が少なくて綺麗、広い)
・どこにでも清潔なトイレがある
・無料の子供の遊び場がたくさんある(しかもレベルが高い)
・公用語が英語なので理解しやすい、現地の方とコミュニケーション取りやすい
・チャンギ空港に子供の遊び場や庭園があり、空港で過ごす時間も楽しめる
こどもと旅行しやすい理由がたくさんありました。
【失敗】最悪だった2万円のサービスアパート
シンガポールの宿泊施設ってすごく高いですよね。用事のあったオーチャードエリアが第一希望でしたが、予算オーバーで断念。結果、チャイナタウンのサービスアパートに泊まりました。よく行くバンコクでは、キッチン&洗濯乾燥機付きのサービスアパートが小さい子供との滞在にとても便利で重宝しているので、シンガポールでもそうしたんです。
1泊2万円の部屋で、私としては十分高くて贅沢した気分だったんですが、予約した数日後に届いたメールに驚愕。「夜はうるさいので、耳栓を用意しましょうか」
…夜は騒音のひどい物件だった!予約サイトに説明入れといてよーと恨みましたが、書くわけないですよね…。しかもここ「キャンセル不可」。そうか、キャンセル不可の部屋ってこういうことなんだ。なんか騙された気分…(実際現地に到着してみると、建物1階は超人気のレストラン&バーでした)。
この部屋は他にも、ペンキを塗り直した匂いが臭い、掃除してない(カーペットに食べこぼしや髪の毛がいっぱい)などの不満があり、結局耐えられず、3泊目は別のホテルを取り直すハメに。
夫はよほど嫌だったらしく、いつのまにかオーチャード中心にある高級ホテルを予約してました。おかげで残りの1日半は、快適で楽しい旅に。もし次があるなら、シンガポールでは宿泊施設にはお金をかけようと決めました。
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今回当然の確認も疎かにしてしまったので、同じ過ちをしないためにもメモ。
・複数の予約サイトで評価&画像を確認する
・細かいところまで備品を確認する(コンセントの形も)
・地図でホテル周辺にどんな店があるかチェック
シンガポールでコスパのよいサービスアパートがあれば、ぜひ情報ください!
|追記|
友人Eさんが、ホテル検索時にしてることを教えてくれました。「私はいつも、良いコメントよりも悪い評価のを先に読みます」とのこと。確かに私は良いコメントばかり気にしてたなあ。悪いコメントのほうが、そのホテルの現実的な姿をより見出せそうです。
【1、2日目】疲れ果てた2日間
1日目は移動とスーパーへの買い出し(オムツや子供のおやつなどの必需品)で終了。チャイナタウンのアパートの部屋で唯一よかったのが寝心地のよいマットレスで、このおかげか、騒音の中でもなんとか眠れました。
2日目は朝から午後3時まで健康診断(今回の用事!)。「ジャパングリーンクリニック」で、夫婦二人が受診しました。このクリニックは検診の待合室にキッズエリアがあり、アニメの映画を流したり絵本やちょっとしたおもちゃを置いてたりしてるのでありがたいです。バンコクのサミティベートで検診受けたときより楽だった。
ただ、今回わたしは内視鏡検査をしたのですが、午後2時からしかできず、午後12時には終了した夫との時間差がもったいなかったです。朝から午後3時くらいまで水すら飲めないし… もうここでは内視鏡やりたくない…
遅めの昼食をとって、オーチャード周辺のショッピングセンターをはしご。海外買い出し時お決まりのユニクロと無印良品でこどもの肌着や自分の服を買う。パラゴンの上階にあるキッズエリアへも。夕食はチャイナタウンの宿泊場所近くへ。期待しないで入ったイタリアンの店が、どれを食べてもすごく美味しかった!
金曜の夜だったこともあり、宿泊アパート前の通りが歩行者天国になっていて、バーのお客さんで埋め尽くされていた。すごく盛り上がって騒いでるし、「今夜こそ(騒音で)眠れないかも…」とビビる。結局12時半くらいまでうるさくて寝られず。夫が明日のホテルを予約。
【3、4日目】シンガポールっぽい観光を満喫
朝10時。夫が予約したオーチャードのホテルに移動。チェックインすると、なんと今すぐ部屋に入れるとのこと!うれしい!!部屋でいったん身支度を整えて、近場で朝マック。昨日は終日こどもに我慢をさせっぱなしだったので、今日はこどもが喜びそうなところへ行くことに。
11時半、シンガポール観光のアイコンともいえる人工樹のある「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に到着。目指したのは植物園と、無料とは思えない充実した設備のキッズガーデンです。そこで存分に水遊びを楽しんだあと、「IMMアウトレットモール」で買い物(ほぼ子供服)。夫は、テナントに入っていたダイソーで夫は今回唯一のショッピング。酒のつまみを買いました。対して妻(私)は、TUMIのアウトレットショップでバッグを購入。
夜はクラークキーでチリクラブのお店へ。いつも事前予約するのを忘れて逃していたチリクラブ。飛び込みで運良く席が空いていて、3度目のシンガポールにしてようやく味わえた!名物だけあってとても美味しかったー。ソースつけて食べる揚げ馒头も最高。
4日目は、朝食後ホテル内でプール遊び。私はその間オーチャード周辺で少し買い物を。昼前にチェックアウトして空港へ向かいました。
観光名所に行って買い物して名物を食べて…行ったところは多くないですが、なんだかとってもシンガポールっぽい旅行をした気分になれた2日間でした。
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おもちゃや絵本の店がいろいろ入った「Forum」@オーチャード。トイザらスとユニクロもありました。 |
【おすすめ】観光と買い物情報
1)「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」
巨大な植物園なのですが、敷地内への入場は無料。花や樹々といったテーマごとに温室が分かれていて、アトラクションもいろいろありました。自分たちが見たい&やりたいエリアを選択して、別々に入場料を払うシステムです。
私たちのメインの目的は植物ではなく、こどもの遊び場「Far East Organization Children's Garden」(無料)!ここには小さいこども限定で楽しめる水遊び場があります。プールではなく、地面から噴水のように吹き出してくる水で遊ぶので安全です(付き添いの大人は入れます)。すごく気持ち良さそうで、付き添いの大人のほうが楽しんでいるのでは?ってくらい大人もはしゃいでました。
更衣室やカフェ、ひと休みするためのエリアも確保されていて、これが無料なんてすごい!と感心しきりでした。2歳の娘は、ベビーからでも入れるミニ噴水コーナーでばしゃばしゃ遊びを堪能。約2時間くらいの滞在でしたが、とても全部を歩いて回る体力はなく、この水遊び場と植物低温室一箇所だけで十分に満足して帰りました。
2)「IMMアウトレット」モール
ガーデンバイザベイから車で20分ほど。目的は子ども服の店! シンガポールのおすすめ子供服ショップを事前に調べたり教えてもらったりしたのですが、お店の場所がどれもバラバラで、全部を回っている時間はないなあと悩んでいたところ、見つけたのがここでした。行きたかった3店舗すべてが入っていて、しかもアウトレット価格!新作はないですが全く問題なしです。どの店も定価から30〜70%オフで買えて満足!
ちなみにその3店舗は「
Chateau de sable」
「GINGERSNAP」「Cotton On」。なかでも「Cotton On」の服は価格帯も安く種類が豊富でかなり気に入りました。ここで買ったガーゼ生地の長ズボンは、冷房の効いた幼稚園に着て行くのに重宝しています。デザインは「GINGERSNAP」のカラフルでトロピカルなフリフリ服が一番素敵だったんですが、店員さんの態度が横柄で怖かった。夫の「ここでは買いたくない」との要望もあり、断念。
シンガポールで安く子供服を買いたい人には、とってもおすすめの場所です!
IMM
3)空港の「TWG」ショップ
シンガポール発の高級紅茶店。もっぱらコーヒー党で紅茶は全く飲まなかった私ですが、友人宅でTWGの紅茶「1837 BLACK TEA」をご馳走になって以来、ファンになりました。日本でも販売していますが、すごく高い。そして、シンガポールで買ってもすごく高いです。それでもここの紅茶が飲みたくて、シンガポールへ行くという人がいれば、頼んで買ってきてもらっていました。
そんな折、友人に聞いたのが「TWGの空き缶を持参すれば、割安で茶葉が買えるよ」という情報。つまり、一度TWGにて缶入りの紅茶を買えば、その空き缶を再び店舗に持参すると、茶葉の値段だけで買うことができるのです。知らなかった!
(TWGの缶はとてもデザインが素敵で、缶のみでも販売している。結構よいお値段します)
さらに、空港のTWGショップで買えばさらに安いので、「空港に空き缶持参がいちばんお得」というわけです。今回はじめて実践してみたところ、100gで18.4Sドルでした。街中で缶入りで買った時と比べると、約半額!!ぐっと手が届きやすい価格になりました。うれしい!
ぜひシンガポールのチャンギ空港でお試しください。
|追記|
この記事を読んだ友人がメッセージをくれました。
TWGでは缶を持参しなくても、量り売りで茶葉だけ購入可能で、その際は紙袋に入れてくれるそうです。し、しらなかったー。空港のTWGっていつも店員さんが威圧的なので、基本的なことを聞かずじまいでした…。次は少量ずつ、いろんな種類にチャレンジできそう!教えてくれたAちゃん、ありがとう。
今回は予約したホテルを間違ってしまい、チャイナタウンでは観光する時間的・精神的余裕がなかったけれど、エリア自体はとっても魅力的でした!特に最近、福建省や広東省からの華人の歴史に興味津々な私には、じっくり見たい建物や博物館満載で…。騎楼(ショップハウス)の保存状態の、なんと美しいこと。ヤンゴンのチャイナタウンも、場合によってはこうなってたのかなあ、なんて思いを馳せました。次はこちらの観光目的で行きたいです。