2016年9月28日水曜日

[ヤンゴン喫茶店]Acacia TeaSalon:極上の紅茶で、アフタヌーンティを。


入口ドアを開けると、ケーキのショーケースが鎮座。店内は澄んだ空気に満たされています。

パン屋兼カフェ&レストランの
「アカシアティーサロン」。

ケーキや料理が美味しいのはもちろん、
高級感とコロニアルな雰囲気に溢れた
ハイセンスな空間演出で、
根強い人気を誇る店です。

とはいえ、
私は紅茶よりもコーヒー派。
それほどこの店に愛着がなく、
自宅から徒歩圏内にありながらも
過去に来たのは数える程度。

そんな私が昨日、
ここのアフタヌーンティを
体験してきました。

ヤンゴンで発行中の日本語フリーペーパー
「ミャンミャン」より、
アフタヌーンティー記事執筆の
依頼を頂きまして、
目下いろんなアフタヌーンティーを
試してまわっているところなのです。
(人生においてアフタヌーンティ
未体験の私が書きます…)

アカシアは記事には掲載しないものの、
比較対象として味わってみたくて
「以前から行ってみたかったの」
という友人と共に出かけました。

(ヤンゴン在住の方でアフタヌーンティに興味のある方は、
ぜひ次号「ミャンミャン」手に取ってみて下さいね〜)


友人は、娘さんが学校から帰って来る前に
帰宅しなければならないため、
通常午後2時から始まるアフタヌーンティは
なかなか行く事ができません。

ですが、
アカシアティーサロンでは、
希望すれば開店8:30から注文可能!
(基本的には午後2時からの提供)
予約も不要です。

実質「アフタヌーン」じゃなくなりますが、
それでも午後に行けない人にとっては
とてもありがたいですよね。

ということで、私たちは11時にお店へ。
昼食代わりのアフタヌーンティです。


店に入ると、洗練された雰囲気に
ため息がもれる友人Yさん。

まずは店の隅々まで見学。
2階席や紅茶販売ブースなど、
ひととおり見て回ってから、
1階の入口脇のテーブルに着席。


インテリアは、女性好みのものばかり。
窓辺になにげなく置かれた
陶器の紅茶入れ(?)に、
2人ともしばし心を奪われました。


「素敵〜…」

「ヤンゴンで買えるのかしら」

「…お高いんでしょうね」

「まったく価格の予想がつかないわ」

「買ってもウチは置く場所がないなあ…」

「そうね…。…でも、欲しいわー」




ハイティーセットは2種類。
サンドイッチにスコーン、ケーキ、果物など
中身は同じですが、量が違うみたい。
セットAはティーポットが一つで
セットBは2つ付きます。

昼食代わりだったのでBを注文すると、
「お二人でBは多いと思います。
もし足りなかったら、単品でケーキ等
注文されてはいかがですか?」
ベテランぽい店員さん。

アドバイスどおりAにしました!
ヤンゴンのレストランで
こんな助言をもらったのはじめて。
(結果、本当にAで充分だった。
店員さんに感謝。)

「それじゃ足りませんよ」
とはよく言われるけどねえ…。


そして運ばれてきたのがこちら。


どうでしょうか。
2人でシェアするにしては、
少ないと思いますか?

炭水化物系のオンパレードなので
見た目よりどっしりと
お腹に貯まりますよー。


焼きたてパンのいい香り。
バーガーやスコーン、キッシュは
作りたて(温めたて?)でした。

見た目はイメージとちょっと違うかな?
私にとっては、
アフタヌーンティー=3段スタンド
なので、そこが残念。
(本場がどうかは知りません…)


ところで私は、
これまでスコーンを食べたことがなく
スコーン=コイケヤのイメージ。

(ちなみにコイケヤスコーンは、「スコーン!」とヒットするように、という願いから名付けたらしいです笑)

「日本の有名どころだと、
スタバに三角スコーンあるよね」
とYさん。
ああ、確かに見たことあるかも!

アカシアのスコーンはレーズン入り。
Yさんいわく、
ちょっとしっとりしたスコーン
だということです。
とても甘くて、クロテッドクリームとか
ジャムは不要な感じです。
(もとからついてないのですが…)

いやそれとも、
イギリスでは甘いスコーンに
さらに甘いクリームやジャムを
塗って食べるのだろうか。

今回のアフタヌーンティ取材の
なかで、それが判明するといいな。

現在2カ所で体験しましたが、
まだスコーン付きには出会えてません。

アカシアのスコーンを食べた印象では
私はやはりコイケヤのほうが好きかな。


どれもしっとりしていて甘さ控えめ。美味しかったです。


さて、肝心のティーのほうですが、
これが素晴らしかった!

私たちは、なんとかナイトという
紅茶を注文。
紅茶の種類がたくさんありすぎて
名前を忘れてしまいました。
でもそれを選ぶのも楽しかった!

いろんなものがミックスされた
ほんのり酸味とフルーティな香りがする
とても美味しい紅茶です。

専門店で紅茶をいれてもらうと、
こんなに美味しいのか!
と感動すら覚えました。

お湯は3回足してもらいましたが
最後までしっかり香りが楽しめました。

さすがティーサロン。

紅茶は種類によって異なりますが
50/4,500Ks くらいから購入可能。
お店オリジナルの缶に入れられるので
これは手みやげにも良さそうです。

時間があれば、
全種類の紅茶の香りを
嗅いでみたかったなあ…。


==========
・アフタヌーンティー
 セットA 15,000Ks
 セットB 25,000Ks
==========

Acacia TeaSalon
52, Sayasan Street, Bahan Township, Yangon
8:30 〜 22:00
01-554-739,  09-73113812
www.facebook.com/acaciateasalon/


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2016年9月27日火曜日

[ショップ]Mon Precieux New Yok Boutique:(2)シルクコットンのスカートを買う

前回の記事

[Shop]日本で着たい!「Mon Precieux New Yok Boutique」のシルク服。

から2週間。



はじめてお店で見たときから
気になっていた黒のスカートを、
買ってきました。

シルクと思い込んでいましたが、
再度確認したら、シルク綿混だった。
ほどよい光沢が私好みです。

以前試着した時に
丈が長く感じたので、
お直しを考えていたのですが…


この日はなんと、
店にデザイナーのモー・ホムさんが
いらしたんです!

スカートを試着して、
彼女に見てもらったところ

「この長さのほうが
いろんな履物と合わせやすいですよ。
私も冬の日本に行った時、
これにショートブーツを履きました」

なるほど、
確かにこれは冬でも着られそう。
いろいろアドバイスしてくれ、
ウエストはちょうどよかったので
結局そのままお買い上げ。

「シルク綿混は自宅で洗えます。
但し、冷たい水だけで洗って下さいね。
洗剤は使わないで。」
とのことでした。



モー・ホムさんは、
自分がデザイナーであることより
ソーシャル・ワーカーである事に
重きを置いているようす。

自身の経験や技術を活かし、
ミャンマーの伝統織り物を
世界で認知させたい。

ミャンマーの女性に
仕事への誇りを持ってほしい。

店内の洋服ラックやテーブルなど
すべての設備とインテリアは、
ミャンマーの職人さんが作ったもの。
モー・ホムさんが
ひとつひとつの工場に出向き、
どう作るかを指導し、
お店の雰囲気に合うものを
生み出していったそうです。

とても骨の折れる作業
だっただろうなあ…

もしお店に行く事があったら、
設備にも注目ですよ。


それにしても、
今日の彼女の服装も
とっても素敵でしたー。
お会い出来て本当によかった。

シャン州ロンジー布で作った
鮮やかなワンピを、
カーディガン風に羽織って、
ワイドパンツと合わせてた。

私にとって、彼女は
ミャンマーのファッションリーダー!
これからもモー・ホムさんを
追っかけていきたいと思います。

2016年9月12日月曜日

[ショップ]Mon Precieux New Yok Boutique:(1)日本で着たい!おしゃれなシルク服。

店内のディスプレイもいいかんじ (FB「Mon Precieux New Yok Boutique」より転載)

ヤンゴンの高級ホテル、セドナ。

先週、そのセドナホテルの新館に
用事があって初めて足を踏み入れたら、
素敵な服屋さんを見つけました。

「Mon Precieux New York Boutique」という
NY帰りのミャンマー女性
Mo Homさんがデザイナーを勤める、
高級ブティックです。


服はこんなかんじ。

(FB「Mon Precieux New Yok Boutique」より転載)
ミャンマーの民族服を、
いまどき風にデザインしています。

派手な柄もありますが、
基本的に無地のシンプルな服。
日本人でも、こういうテイストなら
好きって人が少なくないはず。

私もそのひとりで、好みど真ん中。

ミャンマーの中でも、
カレン州やシャン州の服の形に近いような。
ロンジー(巻きスカート)や、
シャンパンツ(ワイドパンツ)もあった。

ロンジー。一番右の橙色、欲しい!(FB「Mon Precieux New Yok Boutique」より転載)
ディスプレイも洗練されています

ミャンマー人デザイナーの話題は
最近ヤンゴンでもちらほら
日本語ニュースになってますが、
「自分でも着てみたい!」と思った
ブランドははじめてかも。

こちらが、デザイナーの Mo Homさん。

彼女の着てる服も好きだ!(FB「Mon Precieux New Yok Boutique」より転載)

スカート可愛い。(FB「Mon Precieux New Yok Boutique」より転載)

こっちのも可愛い!(FB「Mon Precieux New Yok Boutique」より転載)


布は、ミャンマー北部のチン州や、
シャン州で織られた、シルクと綿。

見た目はどれもゆったりしていて
丈も長いので、
私には無理かなと思いつつ、
試着せずにはいられなかった。

そしたら、
丈の長さはさほど気にならない上
ゆったりしつつも、
女性らしいフォルムが出るよう
締まるところは締まってる。
特に素材がシルクだと、
しっかり大人の服って印象です。

ちなみに私が試着したのは、
ブラウス 180ドル、
ワイドパンツ 200ドル(?)
ロングワンピース 440ドル
と、とてもよいお値段でした。

それでも、日本に帰る前に
ぜひ買いたい!
と思った服がありました。


サイズがあわない場合は、
自分にぴったりの丈で作ってくれるらしい。
しかも1日で。すごい。

こういうデザインや色使いが好きな方なら、
試着するだけでも楽しいお店。
もうすぐ新作も並ぶそうですよ。

ところで、
なぜブランド名にわざわざ
「ニューヨーク」?と思ったら、
服のデザインはニューヨークで、
縫製と仕入れはミャンマーで
やってるらしーです。
(公式FBより)

お店のFacebookはこちら 

Mon Precieux New Yok Boutique
(セドナ新館1階)
No. 1 Kabar Aye Pagoda Road, Yankin Township, 
Yangon Myanmar. 
Open daily from 10 am to 7pm.


2016年9月4日日曜日

[ショップ]Sunflower Textile & Organic Dye:天然草木染め生地と雑貨


建物2階に入口があるので、最初は分かりづらいかも。

ヤンゴンには、
日本語の堪能なミャンマー人店主の店が
けっこうあります。

そのひとつがこちら。
オーガニックの植物で染めた布と
ミャンマー産の手作り雑貨を扱う
「サンフラワーテキスタイル」。

外国人はあまり使わない通りなので
偶然みつけて入ることは
なさそうです。

(と思っていたら、
同じ通りに「Yangoods」の
路面店がオープンしていた!)

いろんなイベントや展示会に
出店されているので、
在住日本人の間では
けっこう知られる存在。
(事実、お客さんの半分は日本の方とか)


ショップ兼作業場。ミャンマー人のお宅にお邪魔してるような気分に。

店主はキュレーターで、
テキスタイル・アーティストの
ピューエーテインさん(女性)。

私は最初、Facebookページで
この店のことを知ったのですが、
店を初めて訪れた時
ピューさんに日本語で声をかけられ、
びっくりしました。

でもそのおかげで、
いろいろ話を聞く事ができました。

日本に留学経験のある彼女。
金沢で藍染めを学んだ経験も持ち、
帰国後は、ミャンマーの
天然の草木染め文化を
復活させるべく活動しています。

店内には、
草木染めの生地がたくさん!
綿の色そのままの生地、
そして
華やかな化学薬品染めの生地
(マンダレー産シルクなど)
も一部あり。

どの生地も
1カイツ(約90センチ)から
購入できます。

草木染めならではの優しい色合い。右手のケースには、ハスの繊維で織ったショールが。

草木染めは、シャン州インレー湖そば
ニャウンシュエの工房で行い、
織りはシャン州で行っているそう。

でもそこだけでは生産が賄えないので、
マンダレーのアマラプラにも、
デザインや素材をオーダーメイドで
作ってもらっているとのこと。

ミャンマーには地域ごとに
伝統的な柄の織り物がありますが、
すでに現地での織り手が
途絶えてしまったところも。
アマラプラの工房では、
そういう地域から依頼を受け、
織っている場合もあるようです。

原料の綿は、ミャンマー中部が主な産地。
パコックやマグエなど。



私が買った薄めの布。左が草木染めで、右が自然のままの色。

これで羽織もの、作れたらいいなあ。

ミャンマーっぽい柄が織り込まれている(さらにこの柄、タイでもよく見かけます)



ほかにも、
お土産にしたいものがいろいろ。

シルクを使ったポケットティッシュカバー(1,500チャット)
じゃーん
ミャンマーのシルクを、
気軽に楽しんでもらえそうです。



ミャンマー布の長財布 16,000チャット
今使っている財布がダメになったら
次はこれ買いたいな。
とても丁寧に作られてました。


==============
Sunflower Textile & Organic Dye

tel: 094-5001-1956
No.54, 1st Floor, Shangone St, Myaeniegone, Sanchaung Township, Yangon

お店のある通りはこんな感じ。