店の目印はこの看板のみ。あとは装飾も何もない。 |
こんにちは。
昨日に続き本日も、ずっと雨が降ったりやんだり。
ヤンゴンは本格的に雨期に突入しましたよ。
今日は、散歩中に見つけた、いっぷう変わったコーヒー豆屋さんの話です。
ダウンタウンの51番ストリートにあるヒンドゥー教寺院。
寺院の角っこを間借りするような感じで、そのコーヒー豆屋さんはありました。
※ヤンゴンでは、コーヒー豆を専門に売る店は少ないです。私が知っている限りでは、ここと「スーコーヒー」
「Cafe Genius」くらい。「コーヒーサークル」でも豆のみ買えると以前ネットで読んだような気がしますが未確認。
→【ヤンゴンおすすめ店】老舗コーヒー豆店「スーコーヒー」
あとで調べたら「ハヌマーン」とは、ヒンドゥー教に登場するサルの神様の名前でした。
お店にあったハヌマーンらしき絵 |
店の屋根にいる寺院の神様(トップ写真の看板左上)から名付けたのかな?と思ってこの絵と比べてみましたが、どうやらハヌマーンではなさそう。
なぜこの名前をつけたのか、気になるところです。(語学力がなくて聞けませんでした…)
店内入口は大通りに面したところにあるのですが、はじめて見つけたときは場所が場所だけに、なんだか入りづらくて、スルー。
でも今日は、おもいきって入店しました。
店内は3畳ほどでとても狭く、豆を挽く機械が置いてあるだけ。
メニューは豆のタイプのみ英語表記で、あとはすべてミャンマー語。
シャン州タウンジー産の豆を使用していて、ピュアコーヒー、フレンチコーヒー、ミックスコーヒーの3タイプありました。
店内。かなり年代ものの機器のようにみえます。 |
豆を入れる袋が、これまたレトロ。わら半紙におおらかなプリントが施され、ホチキスで口を閉じています。
(いつもこれ開けるときは、ホチキス針が豆に落ちないかドキドキ…上記「スーコーヒー」のパッケージもこのタイプ。)
このゆるーい雰囲気のパッケージデザインと昔ながらのミャンマー語のみの表記、いつまでも変わらないでいてほしいなあ。
サルの神「ハヌマーン」がロゴマーク。こういう風合いがすき。 |
何も注文を出さずに「ピュアコーヒー」を買ってみたら、豆はとっても細かく粉状になってました。
自宅に戻って飲んでみると、やっぱり苦みが強烈…。
個人的には荒めに挽くのが好みなので、次は注文を出してみようかな。
ヒンドゥー教ってなんの知識もないし、教徒の知人もいないので、これまでは未知の近寄りがたいイメージだったけれど、このコーヒー店の存在によってなんだかちょっとだけ、親近感がわいたのでした。
(2019年7月22日 追記)
図書館で借りた本※の中に、ハヌマーンの説明を見つけました。
古代インドの叙事詩『ラーマーヤナ』において、猿の将軍ハヌマーンは、主人公のラーマ王子(ヴィシュヌ神の化身として人間に生まれ変わった姿)を補佐する位置づけ。ラーマ王子とその妃シータに対し、ハヌマーンは忠誠を誓う。
“ハヌマーンは孫悟空や桃太郎説話にも影響を与えている”
※「インドおもしろ不思議図鑑」(松本栄一、宮本久義編/新潮社)
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