2015年5月27日水曜日

【ヤンゴン百景 7】オフィスで明日の弁当の下ごしらえ。


皆さん、こんにちは。

わたしは最近、昼ごはんを兼ねて、
ローカル料理屋さんの発掘を楽しんでいます。
よいお店が見つかったら、またここで紹介しますね。

さて今日は、
知人の会社に用事があり、
久しぶりに訪ねたときの話です。

あるミャンマー人社員が、
突然机の下からガサゴソと、
何かをくるんだ新聞紙を取り出しました。


いったい何がくるんであるんだろうと
興味心で観察していると、
出て来たのはなんと、アスパラガスでした。

ミャンマーでは、
日本で売られている太さのアスパラ以外に、
鉛筆ほどの、細〜いアスパラも主流です。

ミャンマーのアスパラは今頃の時期が旬で、
彼女は外出時に近くの青空市場でみつけて、
たくさん購入してきたんだそうです。

「いいアスパラがあった」と、
買った本人は大満足。


で、私が驚いたのはそのあとです。

彼女は、買って来たアスパラを机の上に広げ、
同僚と一緒に、アスパラの固い部分を
ポキポキと折りはじめました。

ええええええ

仕事中に?

…それ、どうするの? とわたし。

明日の昼のお弁当に入れる、との返事。

今、準備しているの? とわたし。

明日の朝に料理するから、との返事。


いくら休憩中でも、
明日のお弁当の準備を会社でやるとは
なんともミャンマーらしい光景です。


ポキッ  ポキッ ポキッ …

しん、とした事務所で、
ひたすらアスパラを折る、二人の女の子。

その音を聞いているうちに、
何だかのどかでいいなあ、と、
少し羨ましくなりました。


ちなみになぜ折っているかというと、
「根本は固いから美味しくない」とのこと。
いくら細くても、私たちが普段食べているアスパラと同じなのね。

私も、旬の細いアスパラが食べたくなりました。
明日市場に行ってみよう!






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