私は辛党です。身体に悪いと分かっていても、それが辛いと知ってしまった以上試さずにはいられません。今日は、ヤンゴンで出会って以来、時々無性に食べたくなる激辛ラーメンをご紹介します。
ヨルラーメン 900Ks
まずは上写真のこちら。見てのとおり韓国産です。ヤンゴン在住のMさん(女性・同世代)が教えてくれました。
韓国の辛いラーメンといえば、「辛(シン)ラーメン」が有名ですよね。
ヤンゴンのスーパーでも買えます。
ある日、私が辛いもの好きだと知ったMさんが、瞳をキラキラさせてこう言ったのです。
「辛ラーメンよりずっとずっと辛いのがあるんです!」
それがこのヨルラーメンでした。ヨルというのは韓国語で「熱」の意味。
知る人ぞ知る激辛ラーメンで、日本人にもリピーターがたくさんいるそう。
「すごく辛いけど、スゴく美味しいんです!ヤンゴンのスーパーにもあるんですけど、置いてある店がすごく少なくて。でもうちの近所で売ってるの発見したんですよ〜。」
と、Mさん。
話を聞いていたらすごく食べたくなってきて、その日の昼食、さっそく食べてみることにしました。
ところが…前回は置いてあったはずの近所のスーパーに、ない!
結局この日は食べることができずじまい。
それからというもの、私はスーパーに行くたんびに即席めんコーナーをくまなくチェック、幻のヨルラーメンを探し求めました。でも、どこにもありません。
もしかしたら、もう入荷停止になってるのかも…そうあきらめかけていました。
しかし、2カ月ほど経ったある日。私はついに見つけてしまいました。この激しく燃える真っ赤なパッケージを!
パッケージに小さく添えられた「ヨルラーメン」の文字が目に飛び込んだ瞬間、心の中で「よっしゃ〜!」と人知れず歓喜の雄叫びをあげました。
韓国製なのに、“ラーメン”は日本語? |
作ってみると、辛ラーメンよりもさらに唐辛子の量が多いのが分かります。
とにかく赤いです。スープの粉末を小鍋に入れたら、沸騰した様子が地獄池みたいで迫力がありました。
肝心のお味ですが、最初の何口かは、口に入れる度にむせました。
はい、確実に辛ラーメンより辛いです!
ただただ辛くて、味はよく分からなかったのですが、実食2度目以降はだんだんと味が感じられるようになり、今では毎回美味しく食べています。
辛さをのぞけば、麺もスープも辛ラーメンと似ています。
これまでに私がヨルラーメンを発見できたスーパーは、シティマート(ミニゴン店)と、オーシャン(タームエ店)。
もちろん常に置いてあるとは限りませんが、オーシャンでは日に日に店頭に並ぶ量が増えているような。これは期待できるかも?
店頭に置いてある時点で、くしゃくしゃのパッケージ… |
マーラー パイグー麺 1,000Ks
こちらは、中国でおなじみの大衆食品メーカー「康師傅」の即席めん。中国産は食べたくない!という方にはおすすめできませんが、ここのラーメン、個人的には好きです。
パッケージに書かれた「麻辣」の文字は、麻=しびれる 辣=辛さ の意味で、「排骨」は豚スペアリブのこと。そう、しびれる辛さが特徴の中国式とんこつ麺です。
中国の即席めんの主流は、牛のスープと具がごろり入った「牛肉麺」で、このシリーズの牛肉麺もありました。私は豚スープのほうが好み。
食べてみたらやっぱり…しびれる〜! でも、それがクセになる〜!!
中国料理や台湾料理である「麻辣火鍋」を食べたことがある方なら分かると思います、あのスープの味に近い感じ。
このラーメンはひとり火鍋感覚で、いろんな野菜を入れて食べても美味しいかもしれません。今度やってみよう。
余談ですが、中国国内の長距離列車では、この「康師傅」のカップ麺が必ずといってよいほど売られていて、車内泊のときなどは私もよく買い求めました。
たくさんの乗客が同じものを食べるので、必然的に車両全体がその匂いに。しかも時間帯問わず食べるから、常にカップ麺の匂いで満たされるんですね。
久しぶりに食べたラーメンの懐かしい香りから、中国留学時代のそんな記憶がふとよみがえってきました。
愛されキャラな感じの、康シェフ(师傅)。 |
この2店舗、やるなあ。
(2018年11月追記)
ブルダックポックンミョン
韓国のめちゃくちゃ辛い即席麺として話題の「ブルダックポックンミョン」が、ヤンゴンではどこのスーパーでも売られるようになりました。
私も2回試してみましたが、もう辛すぎて美味しさを一切感じません…。
半分くらい残してしまいました。これは無理。
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