2015年10月10日土曜日

[ヤンゴン百景 17]ヤンゴンに寄港中の、図書館船を見に行く。

図書館船への入場を待つ、行列。これひと目みて、断念…


ヤンゴンに図書館船がやって来た。

私はここ最近、毎週土曜にミャンマー語レッスンを受けている。
今日も朝10時からのマンツーマン授業を終え、帰り支度しつつおしゃべりしていたら、先生が意外なことを言い出した。今日の午後は船を観に行くの、と。

「ヤンゴンの港に、いま図書館の船が来てるって知ってる? 中で自由に本が読めて、買うこともできるの。その船にはたくさんのボランティアが乗ってて、世界中を航海してるんだって。」

彼女はクリスチャンなのだが、彼女の通う教会に船の関係者がやって来て、ぜひ遊びに来て下さいと宣伝していったそう。

世界を廻る図書館の船。面白いものがあるんだなあ。本には興味がないけれど、船は見てみたい。停泊地は、ダウンタウンの南を流れるヤンゴン川沿い、アローン港。現在地からそれほど遠くなかったので行くことにした。



船がない。

先生の自宅があるチャイナタウンから徒歩10分程と聞き、まずはバスで先生の自宅近くまで一緒に移動した。ヤンゴン川に沿って伸びるコンテ通りを西に走り、8番通り付近で下車。先生はいったん家に戻るので、そこから1人、コンテ通りをさらに西へ歩いた。

しばらくすると、確かに、港っぽいものが見えた。でも人の気配がない。港の一般開放すらしてなさそうな…なんだか重々しい雰囲気。あれ?間違ってる?

きょろきょろしていたら、「図書館の船を見に来たのか」とタクシーの運転手さんに声をかけられた。「ここにはもう船はないよ。もっと西のほうの港に移動したんだ」。

ここで諦めるのも悔しかったので、タクシーで1,500チャットで行ける場所と言われ、乗ることにした。(何台もタクシー停まってたから、私みたいな客を待ってたのかも。笑)



大盛況だった。

5分後に到着。細い路地で降ろされると、確かにたくさんの人が行き交っている。そこを通り抜けた瞬間目に飛び込んできた光景は、上の写真のとおり。終わりの見えない長い長い行列だった。

とても並ぶ気にはなれず、一瞬で入場を断念。家庭教師の先生に電話し、港が変わったことと、行列の状況を報告し、その場を去った。

帰宅して船のことをネット検索してみたら、実際に船中に入った日本人の方を発見。ヤンゴンで日本語学校を経営している方のブログで、図書館の様子など詳しくレポートしてくれている。外同様、中も相当な混み具合だったようで…。とても興味深い記事だったので、中の様子が気になる人はのぞいてみてくださいね。

洋上図書館「ロゴス・ホープ」がヤンゴン港に到着

「ミャンマー・日本語教室ブログ」より


2時間半の、徒歩の冒険。

せっかくダウンタウンの南端まで来たので、運動不足の解消がてら、歩けるところまで行ってみようと思い立つ。現在地は、ダウンタウンのカンナー通りとチーミンダインカンナー通りが切り替わるあたり。

そこからずっとまっすぐ北上し、よくわからない道で右折。昔ながらの住居や軒を連ねるエリアに入った。「チーミンダインはヤンゴンの下町」と呼ばれている。途中で線路を横断し、さらに北上すると、バーガヤー通りという見慣れた道の看板が現れた。
チーミンダインカンナー通りにある、ティリミンガラ市場の元建物。
ティリミンガラ市場はヤンゴン最大の生鮮市場で、現在はここからもっと北上したところにある。

バーガヤー通りを東に進むと、サンチャウンエリア。若者向けの小さなショップが道沿いに並ぶ。私は最近、ヤンゴンで「インドなもの」探しにハマっている。この並びの店で、チェンナイ(昔のマドラス、南インドの都市)産の生地を発見し興奮。
大型ファンシーショップ「SPIRITS」。ミャンマーの若者の嗜好は、ここでチェックできそう。
カラーコンタクトが250円/枚で売ってた。恐怖…

これらの店を横目に歩き続けると、ミニゴンという巨大交差点に突き当たる。ここはひどい渋滞ポイントのひとつだったけれど、最近ジャンクションができて快適になった。ダマゼディ通りとぶつかるあたりで、お腹が空いたこともあり街歩き終了。あと30分頑張れば家に着く予定だったけど、タクシーに乗って帰宅。

予想よりも遠くまで歩けた。にしても、あちこちで道の掘り返し(工事?)をしていて、とっても歩きにくいし、なにより危険。きょろきょろしてたら穴に落ちそう。
それが残念。



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