先日、にんじんを使ったレシピをネットで検索していたら、
「英国人の大好物であるキャロットケーキ」
という文章に目が留まった。
その記事によると、
イギリスのにんじんはとても甘くて、
ケーキにするととっても美味しいんだそう。
スポンジにすりおろしにんじんを混ぜた感じかなあ、
ヘルシーなケーキがウケてるのかな?
と、見たことのないそのケーキへの想像を膨らませた。
ほんの数行の記事だったけれど、
英国人とキャロットケーキなんて組合せは初耳だったので、
とても印象に残っている。
そして今日のひるま、
立ち寄ったベーカリーカフェのショーケースにて、
わたしは「キャロットケーキ」との初対面を果たした。
そのカフェは、サンドイッチをメインで提供しており、
時間帯を問わず欧米人客で賑わっているのだ。
ひと切れ4,000チャット(約400円)で売られていた
そのスクエア型のキャロットケーキは、
わたしが想像していたものとはちょっと違うものだった。
その名も「キャロット・レイヤー・ケーキ」。
すりおろしにんじん入りの茶色いスポンジが薄くスライスされていて、
そのスポンジと白くて重量感のあるクリームを、何層にも重ねている。
ケーキの表面も、そのクリームでしっかり覆われ、
さらにその上からたっぷりとクランチされた胡桃がまぶしてあった。
胡桃って、わたしのなかでは高級食材の類に入る。
こんなに贅沢に胡桃を使ったお菓子は、見たことがない。
わたしはチョコレートケーキを注文するつもりだったのに、
その見た目があまりにも美味しそうで、
思わずキャロット・レイヤー・ケーキを指さした。
食べてみると、白いクリームはホワイトチョコだった。
濃厚な甘さのクリームに、手作り感あふれるどっしりしたスポンジ、
そして胡桃の食感と香ばしさが、絶妙にマッチしている。
キャロットケーキって、
こんなにおいしかったのか!
一緒に注文したアールグレイの紅茶との相性も、抜群によい。
ただ、カロリーは相当ありそう。
一切れでお腹がパンパンになった。
まったくヘルシーじゃないけど、
しばらくしたら、また食べに来たくなる予感…。
これが英国風のキャロットケーキなのかは別として、
「キャロットケーキが好き」
と言いたくなる人の気持ちはわかった気がする。
もしこれから手みやげが必要になったり、
誰かを家に招く場合は、このケーキを用意してみよう。
[キャロットケーキを売っていたお店]
THE BAKE HOUSE
http://www.yangonbakehouse.com
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