これがドーサ。ああ、写真見てたらまた食べたくなってきたー |
ミャンマーには、
インド系のミャンマー人が
たくさんいます。
そのため、インドの料理を提供する
レストランや軽食喫茶の店も
街のあちこちに見られ、
ヤンゴンっ子にとっては
インド料理は日常的に食する料理として
親しまれているようです。
上写真の「ドーサ」も、
インド発祥の食べ物。
特に南インドでよく食べられるそう。
ダウンタウンでは、
屋台で売る姿も珍しくありません。
ミャンマー語風にいえば、
ドーシェッ かな?
一見すると、
何の変哲もないクレープですが、
米粉を使っているので、
薄い生地のなかにも
モッチリ感があるんです。
生地自体の味は、
まさにあのクレープ。
いろんな種類があり、
生地の中に具材がつまったタイプは
これ一皿でお腹いっぱいになれます。
私が初めてドーサを食べたのが、
スーレーパゴダの脇にある
「Golden City Chetty」でした。
最初は別のハイソなインド料理店で
ドーサを注文しようとしたのですが、
「うちにはありません」と言われ、
「じゃあ美味しい店を教えてください」
と尋ねたら、ここを教えられたのです。
「Golden City Chetty」は私が知るだけで、
ダウンタウンに2店舗あります。
私が行ったほうの店は、
スーレーパゴダ脇でひときわ存在感を放つ、
ベンガリ・スンニ・ジャーメ・モスク
の並びにあり、分かりやすいです。
Bengali Sunni Jameh mosque |
ゴールデン・シティ・チェッティの店構え |
私がこの日「Golden City Chetty」
で頼んだものは、
ジャガイモやにんじん等の野菜を
スパイスで味付けした具入りの
マサラ・ドーサ。
これが、ほんとうに美味しいんです。
出来立てほくほくなら、
3倍増しでウマい。
クレープを割ると、こんなかんじ。たっぷり詰まってます! |
価格ははっきり覚えていませんが、
1,000チャット前後だったかと。
そのままちぎって食べたり、
皿に付いてくるスープに浸したり。
フォークと一緒に提供されましたが、
どうやったら旨く食べれるのか
周りのお客さんをチラ見してみたけど
よく分かりませんでした。
ドーサはクレープ本体だけじゃなく、
一緒についてくるスープのウマさも重要。
どこの店も、ドーサを注文すると
3〜4種類のスープが付いてきます。
(ドーサじゃなくても付いて来るのかも)
名前は分からないけれど、
スパイスが効いてピリ辛く、
クリーミーな味わいのスープが特に好き。
別の店で聞いたら、クリーミーなのは、
ヨーグルトが入っているからだそう。
表面に見える黒い粒々は、
たぶんマスタードシードだと思う。
あと、南インド料理の味噌汁的存在の
サンバルというスープもあります。
店によって、味付けもいろいろ。
左端がお気に入りのスープ。スープは、無料で何度もおかわり可能な店もあり |
店内。みなさんササッと食べてすぐ出て行きます |
ところで、
ヤンゴンにあるインドの飲食店は
多くが南部の料理。
今回のドーサ、サンバル、
泡立てミルクティ、
ミールス(南インドの定食)など。
また、南インドでは米が主食ですが、
北インドになるとナンなのだそうです。
ベジタリアンが多いのも南インドで、
豆料理が豊富というのも納得。
ビリヤニ(ダンパウッ)にも、
チェンナイ風ビリヤニがあるらしい。
(ヤンゴンに根付いているかは不明)
おそらくこれは植民地時代、
ヤンゴンに渡ったインド人の多くが
インド南部出身者であることに
つながっているのかもしれません。
イギリス植民地時代には、
商人や兵士としてだけでなく、
単純労働者として、
多くのインド人が海を渡りました。
当時インドの一部地区では
人口が増えすぎて問題になっており、
イギリス当局は、ビルマへの移住を
積極的に推進したそうです。
また、ビルマでの土地開発に従事する
人手を確保する目的もありました。
単純労働に従事したのは、
マドラス(現チェンナイ)等のインド南部や、
ベンガル(現インド東部、バングラデシュ)
からやって来た人々だったとか。
探せば他にもまだまだ、
未知の南インドの味に
出会えるかもしれませんね。
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Golden City Chetty Restaurant
Corner of Maha Bandula Rd. and Sule Pagoda Rd.
※ストランド通りを背にし、スーレーパゴダを目の前に立った場合、向かって左上方向にあります
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うーわー!
返信削除めっちゃ美味しそう
ミャンマーでも1回食べたいと思うのに当たったことないから、こんなのがあるのに驚いた!
次に行ったら絶対に食べる!
ここ、ささった? やっぱりラミさんだ笑。
返信削除ダウンタウンの中心部だから、
行きやすいよ。ぜひ一緒に!