Mさんの「あずま袋」が予想以上に可愛かった! ワンポイントにいろいろ付けてみたくなりました。 |
布好きさん集まれ!
「ヤンゴンで、布小物の
制作体験レッスンを開いている
場所があるよ」
私の布好きを知る友人が、
そう教えてくれました。
主催者は、ボージョー市場で
おみやげクッキーを売る店
「シンピューレ」さん。
チャイナタウンにある工房で
希望者がいれば
随時受け付けているそう。
…なんだか面白そうだ!
ということで、
最近知り合ったばかりの
同じく布好きの友達Mさんに声をかけ、
参加してみました。
工房は、日本料理「MARU」の
徒歩圏内にあるアパート屋上階。
3面に窓があり、開放的な工房。広々としていて居心地がよかった〜 |
ちなみに布小物というのは、
お店でも販売しているこんなポーチ。
自分で好みのミャンマー布を組合せ、
パッチワークのように
縫い合わせるのです。
材料はすべて工房に用意されてます。ポーチの場合、料金10,000チャットで材料費込み。 |
使用する布。ミャンマーらしいロンジー用の布の他、色も柄もたくさん! |
作りたいものを作る。
私はポーチはたくさん持っていて、
Mさんも「実は作ってみたい物がある」
と別々の希望があったため、
事前に担当者の方に相談しました。
結果、私はカットソー、
Mさんはあずま袋という手提げを
作ってみることに。
見本となる現物や画像を用意し、
裁縫の先生に確認してもらったところ、
「レッスン時間内で作れそうです」
との了解を頂けました。
なんて融通がきくんだ!
ミャンマーのいいところ。
しかも、日本人担当者の方が
通訳してくれるので
言葉の心配もありません。
1回のレッスンは約2時間。
(洋服のばあい、時間がかかるものは
2回コースになることもあるそう)
工房設定のレッスンと異なる場合、
布は必要分を自分で持参します。
希望のデザインを再度説明し、
午前10時、いざ制作開始!
Mさん持参の布を確認する、工房の先生たち。 |
Mさんのあずま袋は、
製作図を持参していたのですが
そもそもミャンマーには
「あずま袋」がないため、
まずは皆で紙を使って
サンプルを作るところから始めました。
(私もあずま袋、知りませんでした…)
やってみたら、実にシンプル。
長方形の布を2カ所で折り曲げ、
脇を縫えば袋の形になります。
使用するのは足踏みミシン。
ミャンマーは停電が多いので、
足踏みが便利なのです。
さすが先生。
実に軽やかに、ササーッと
縫い上げていきます。
美しい縫い目に惚れ惚れ…
ブラザー製の足踏みミシン。レトロなデザインとキッチュな橙色が時代を感じさせます。 |
あずま袋、製作開始20分ほどで
完成してしまった。
袋の底の端を、折り曲げるかどうか相談中。 |
持つとこんな感じ。よい! |
Mさんが使用した布は
生成りの無地。
そのままでも充分素敵なのですが
この白いキャンバスに、
何か個性を出してみたくなりました。
刺繍しようか刺し子を入れようか
ミャンマー布をつけてみるか
いろいろアイデアを出し合い、
悩みに悩むMさん。
結局、
「今日はこのまま持って帰ります」
と、時間をかけて
どうするか考えることにしました。
じっくり考えるのもまた楽しいです。
興味深い、製作過程
いっぽう、私のカットソーですが
やはり難易度が高く、
なかなか自分で、
というのは難しかったです。
ミャンマーで買ったノースリーブを見本に作りました。 |
こんなふうに作られるのかあ、
とか
この道具ってココで使うんだ!
といういろんな発見があり
いずれ自分で服を作りたいと
夢見る私には、大きな収穫が
たくさんありました。
この定規! 存在は知っていたけど、使っているのを見たのは初めて。 |
ノースリーブではなく、半袖を希望しました。服のかたちになってきた! |
襟元は接着芯で強化。なるほどー |
足踏みミシンに挑戦!
普段は、ミニ電動ミシンを使っている私。
(最近は引っ張り出すのが面倒で、
もっぱら手縫いですが…)
せっかくここに来たんだから、
と、足踏みミシンに挑戦しました。
ただ直線に縫う。
それだけなのに…
電動とは全然勝手が違う!
左手で布を押しあげ、
右手で車を回しつつ、
ペダルを足で踏みながら、縫う。
これが想像以上に難しい。
うまく踏めないと針が動きません。
右手まで追いつかず、
車は先生が横で回してくれました。
それでも…うまく踏めないんです。
やっとこさ脇1本かけました。
ズレないようマチ針をたくさん入れ、そのままミシンをかける先生。すごっ |
ようやくカットソーも完成。
完成品の撮影忘れましたが、
希望どおりのかたちが出来ました。
ただ、終えてみての感想は、
「自分で作る」を体験するなら、
洋服はやめておいたほうが
いい、ということ。
(私は欲張りすぎました)
それでも、
シンプルなこういう服なら
2時間くらいで出来てしまうので
服の製作過程を見たいという人には
おすすめ。
Mさんの作った「あずま袋」、
とってもいいです。
あっという間にできるので、
その後の時間は
完成した袋に刺繍したりして、
オリジナル手提げが作れます。
雨季はなかなか外で遊べないので
こういう体験教室はありがたい。
お子さんがいらっしゃるなら、
親子で手芸体験もいいかもー。
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布小物体験レッスン
運営:お土産店「シンピューレ」
連絡:shinyume@myanmarcookies.jp
09421160462
※「ミャンミャン」5月号にも体験記事出てます
※今回は実験的に2つ異なるアイテムを同時に作成する事がきましたが、今後も同様の対応が可能かは未定とのことです。でも、こういう物が作ってみたいな…があれば、とりあえず問い合わせてみて下さい。可能な限り対応してもらえるはずです。
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