2016年6月1日水曜日

[ヤンゴン観光]ヤンゴン証券取引所:気軽に一般見学できちゃいます。

ミャンマーぽくない!が第一印象。白亜の荘厳な建物です。

2015年12月にオープン、
2016年3月に取引開始したばかり!
ミャンマーの旬なスポットのひとつ、
ヤンゴン証券取引所。

ダウンタウンの中心に位置する
「スーレーパゴダ」から、
徒歩10分くらいの処にあります。

私がヤンゴン生活を開始した2014年、
はじめてこの建物を目にした時は、
なんだか近寄りがたく、
他を寄せ付けない印象がありました。


でもすごくかっこ良いんです、ここ。
外観が古代ギリシャ神殿みたいで。

もともとは、
イギリス植民地時代の1939年に
インド準備銀行のラングーン支店として
建てられたそう。



正直わたしは証券取引所云々よりも、
一度この内部を見てみたい!
と思っていました。

中に一般人も自由に出入りできる
スペースがあると知り、
日本から遊びに来た友人を誘って
行ってみました。


あまりウェルカム感はないエントランスですがこの看板脇から入れます。

いざ、建物の中へ


スーレーパゴダ通り側の正面入口から
セキュリティチェックを受けて、
来場者記録帳に記入すれば、OK。

内装は大幅リノベーションされていて
植民地時代の面影が、
素人目にもパッとわかるような
雰囲気ではありませんでした。

…が、
それでも予想以上に楽しかった。


建物中央は吹き抜けになっていて、
ロの字の真ん中の、
広々としたスペースに、
巨大なスクリーンと鐘がありました。

企業が上場したときに鳴らす、
あの鐘です。
あんなにいつでも勝手に叩けそうな
場所に置いてあるんだ!
というのがびっくりでした。

そしてさらに意外なことに、
ミャンマー人見学者がたくさん。
(日本人もチラホラ)
中央スクリーンを見ながら、
何組ものおじさん方が
なにかを語り合っていました。

まだ「証券取引」とか「株」が
誕生したばかりの国。
実際ここに来てみて、
何を思い感じているのでしょうか。


見学の風景↓

奥のあの鐘は、マンダレーの職人の手によって作られたらしいです。

一般見学ができるのは、
この場所だけみたい。

2016年5月現在、上場企業は
投資会社の「FMI」と
MTSH」社の2社。
ミャンマー・ティラワSEZホールディングス

巨大スクリーンには2銘柄のみ、
表示されているこの光景。
面白い!

いずれはバババーンと
たくさんの企業の株価が
ここに並ぶのでしょう。



お土産コーナーがある。


1階フロア、入口左奥には、
オリジナルグッズ売り場が
ひっそりと設けられていました。

誰が買うんだろう…というような
金属板に建物外観が刻まれた
置き物(重そう)から、
気軽に買えるボールペン、
大容量のマグカップ、
キーホルダーなどなど。

ボールペンはやはり一番人気で
まとめ買いする日本人見学者も。
私も、証券取引所に関心ありそうな
人へのお土産に買っちゃった。

ボールペン、意外と書きやすいです。


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Yangon Stock Exchange 
(通称:YSX、ヤンゴン証券取引所)
24/26 Sule Pagoda Road, Corner of Merchant Road, Yangon
見学可能時間:9:30〜13:00くらい
ysx-mm.com
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= 建物の歴史 =

1939年、インド準備銀行として建設。

第二次世界対戦下の1942年には、
日本軍によりラングーンが陥落。
銀行も日本軍の支配下に。

戦後はインド準備銀行の
機能を引き継ぐかたちで
Union Bank Of Burmaに。
現在私たちが利用する
「チャット」が誕生した際も、
ここから発行された。

のちに中央銀行の機能は、
Central Bank Of Myanmarが引き継ぎ、
ヤンキンエリアに本部を移す。

残った建物には
ミャワディ銀行本店が入るものの
その後、移転。

2015年、
ヤンゴン証券取引所が開設される。


イギリス植民地当時、ラングーンのダウンタウンでは、“折衷技法”のスローガンのもと、複数の異なるスタイルが融合した建築が生み出された。インド準備銀行は、20世紀初め頃まで欧州で人気だった「パッラーディオ 建築様式」と、大英博物館に代表される「新古典主義建築様式」に影響を受けている。
銀行という場所柄、外観にも誠実性、安定性を感じさせる風格が求められたため、ギリシャ神殿のような正面設計が採用された。 
Association of Myanmar Architects 「30 HERITAGE BUILDINGS OF YANGON 」より一部抜粋


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